- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063958423
感想・レビュー・書評
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まさかのSF。なにか壮大な物語が始まる予感に満ちた第1話。
進化の物語か「感情」の物語か。これからの展開に期待というところ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだまだこれからの展開が読めない
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めっちゃよい。不死とか人外とか好きな人には一押しです。
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もし、1話目を雑誌の中の短編の一つとして読んだとしたら、アンケート葉書に「続きは描かれないのですか?描いて欲しいです」と熱望してしまうだろう。1話目だけで秀逸な短編として読めてしまう。
極寒の地の中に在る小さな集落に、たった一人で生きている少年。楽園を求めて旅立った村の住人が「次の地」の朗報を持って帰って来ると信じている。彼は、旅立てない年配者の世話をするために村に残されたようだが、それも5年前の話。5年前、彼はまだ子供だった筈だ。恐らく彼には「親」がいなかったのだろう。だから、村の年寄りの為に残されてしまったのだろう。年寄りたちは死んでいき、彼は仲間の残した村に唯一生き残った一人になってしまう。
彼は2か月もの間、相棒の狼ジョアンの帰りを待っていた。彼がオオカミを「ジョアン」と呼ぶので、オオカミの名前は解るのだが、彼の名前を呼ぶ人間がいない為、彼の名前は読者には解らない。彼はずっとジョアンに向かって喋っているののだが、自分が自分と会話してたに過ぎないと認める瞬間が来る…もう、泣かずには読めない。
山下和美の『ランド』、コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』、閉塞状態の中で生きる人間の生の生々しさ・愛おしさが、この1話目に凝縮されている。作品自体はファンタジーとSFと民話が入り混じったような世界観なのだが、理屈抜きに読まずにはいられない、そんな作品。 -
まだ評価しきれない。けど面白いものは持ってる。
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まだ物語が動き始めたばかりであり、どのように転んでいくのかも見えない底の深い、果てしない可能性の塊で感想は何とも述べ難い。ただ押し寄せてくる世界観の壮大さは大作を予感させる。然し、前作と比べると方向性も違うし、こういった話づくりも出来るのかという率直な驚きがある。期待大。
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ものを写し取る側の〝球”は、今のところ一切の感情がないわけなんだけど、これが感情を持ったり自我が芽生えたりしたらどんな物語が展開することになるんだろう。〝球”を投げたのは神か?異星人か?
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聲の形の作者だと知らずに購入し
最初は狼のジョアン(球)??
名前も知らない少年が2人で旅をするお話かと
思っていました
ですが、少年の死により、少年の体に狼がなることで、生まれ変わり
何もわからない状態でストーリーが始まります
自分を獲得していく物語です
色々な感情、言葉、しぐさなどを覚えていく
球の成長が楽しみです -
抽象的で掴み所がないイメージ。