不滅のあなたへ(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1708
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063958423

感想・レビュー・書評

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  • こういうテイスト、好き。

    今ある過酷な状況から脱出するために現状出来うる準備をして・・・って話、ゾクゾクする。
    例え行程が単調でも、失敗に終わっても。
    食料的に困窮してるワケではないにしても蒔となる家屋に限りがあるから、あのままではジリ貧だろうし、どちらにしても行動を起こすしかないというね。
    自分を騙し騙し脚を進めるんだけど、現実を目の当たりにして挫折してジリ貧な元の住処に戻ってくるとかツラすぎる。
    (しかも住処まで戻ってきたことが分からず、危うく通り過ぎそうになるとか。)
    どうやっても怪我も治ってるようには見えないし、どう考えても強がりなんだけど、狼相手に虚勢を張ることで無理矢理絶望から目を逸らしている感が読んでて非常にツラい。
    『聲の形』作者らしいけど、こういう無理矢理自分の中で消化しようとしてるもどかしい描写、得意だよね。

    で、後半は雰囲気がガラッと変わって普通の都市国家時代っぽくなっちゃった。
    そして、そこで生じる問題に普通に(要は物語の展開としてはありがちに)巻き込まれるという・・・。
    こうなると単なる異能者モノとか異世界転生モノとかと変わらなくなっちゃう可能性があるので、ちょっと不安。
    今後に期待。



    あの球が少年に再会する日は来るのだろうか?

  • 表紙の色と狼の視線に吸い込まれるように駅の本屋で購入。
    一話目がひどく切なくて、狼の表情が本当に繊細に描かれていて大今さんの世界観に引き込まれた。死んでいく少年の呪いのような言葉にぞくりとしつつ、物語は進んでいく。二話目以降は一話と少し違う世界で、なんだかもののけ姫を彷彿とさせる。一話目の少年は出てくるのか?と不思議に思いながら読み進めていくと、突然自己修復しながら現れる。その描写もまたすごくリアルで、グロテスクなはずなのに美しく見えてくる。そしてマーチが餌をやり、そのお礼とばかりに彼女を最後に助けてくれる。とても動物的で、単純な思考回路だと思う。
    きっとこれから〈球〉だったものはマーチやほかの人と触れ合いながら進化するんだろうなぁと。一巻目だけでは全然先が見えないけれど、自然と続きが読みたいと思ってしまう。

  • 2巻以降の展開次第

  • なにがどーなるかまださっぱりわからないのだけれど、すごくなんか、いい。

    一話目がとても切ない……

    色々気になるけど、どうなるのだろう。
    続きが楽しみ。

  • 4.2

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著者プロフィール

岐阜県生まれ。2008年、『聲の形』で、週刊少年マガジン新人漫画賞に入選。2009年『マルドゥック・スクランブル』(沖方丁/原作・『別冊少年マガジン』連載)でデビュー。『聲の形(全7巻)』は入選作をリメイクした形で2013年から『週刊少年マガジン』に連載され、大ヒット。『このマンガがすごい!2015』(宝島社)のオトコ編で1位に選ばれ、2016年には劇場版アニメに。2014年、大垣市文化連盟賞(生活文化部門)受賞。2015年、 手塚治虫文化賞新生賞受賞。第12回 大垣市民大賞受賞。現在、『不滅のあなたへ』を『週刊少年マガジン』に連載中。

「2019年 『小説 聲の形 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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