不滅のあなたへ(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063958423

感想・レビュー・書評

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  • まだちょっとよくわからないけど、この先面白くなりそうな予感はするので読み続ける。

  • 試し読みではわかりにくいかな、という印象を受けました。一巻全て読むとすんなりとストーリーを理解できます。
    主人公は何者でもない状態からはじまり、そこから出会う様々な存在から選び取っていきます。主人公がどんな存在から何を選び取るのかが、この話のテーマに関わっていくのだと思います。
    表情や数少ない言葉から色んな想像が膨らみます。漫画ですが、行間を読んでいくような作品です。

  • どこか北方民族のような、アイヌの伝承に出てくるような、不思議な世界が舞台。

    何にでも姿を変えることができる存在、自我が芽生えたら一体何になるのだろう、何と呼べば良いのだろう。

    第1話、極寒の地に一人残された少年と狼のお話で泣きそうになる。今後のストーリーによっては名作になりうる予感で期待大!

  • とある者が"球"を地へと投げ入れ観察することにした。その球は、ありとあらゆるものの姿を写し、変化することができるものだった。球は石から苔、そして死に絶えたレッシオオカミの姿へと変化を遂げる。球は意識、歩き方、傷の痛みなどを覚えつつ出会ったのは一人の少年だった──。第1~4話を収録。
    前作同様、試し読み冊子を経て購読。前作とはジャンルがまるで異なるがどちらも難しいテーマを扱っているのは同じ。自我を問う作品は大好きなのでこちらも気に入る作品となりそう。

  • 少しずつ少しずつ謎であったり、ミスリードされてる内容が明かされていく感覚がゲームのようで表現は漫画なのが面白かった。

    まずなんでもコピーできる球が、狼に変身してそのあと飼い主のところへ行く。元の狼自体は死んでいるのだが、飼い主である人間は大喜びする。しかし、本当の狼ではないので普段とは違う行動をするそのギャップと、本物ではないとバレるのではないかというハラハラ感。この2つが最初、軸となり物語が進められる。

    飼い主が何もない雪国より、クダモノがある場所に荷物を背負い出発することになった。なんでもコピーできる球が出てくるぐらいだから、人間も何かテレパシー能力か何か持っているのではないか?そう思わさせるに相応しいほどずっとこちらに話しかけてきて、傷ついて傷ついて最後の最後で人間の独り言だと気付かされるシーン。ここで人間をコピーして前半終了。

    そのあとの民族の人身御供系は、色んな漫画家が描いてきたものなのでさすがにちょっと食傷気味かなとは思いながらも元気な女の子マーチちゃんと母親のキャラが素晴らしかったので、星5つです。

  • 『聲の形』の作者による新作。「自分」を持たず、他の誰かの姿をコピーすることで存在をつなぐ球の遍歴の始まり。

  • 淡々と物語が進んでいく。まだ何が何だかわからないので読み進めないと見えてこないやつかな。

  • あー、これ人気出るやつだ。

  • 聲の形の著者の最新作。SFファンタジーな感じで、続きがきになるなる。1話目の男の子が可愛い。描写が丁寧で、あったかい絵柄だなあと思いました。

  • ※未完の連作。
    ※暴力および流血描写の含まれる作品です。

    【印象】
    遣わされたのは、刺激を受け「ありとあらゆるものの姿を写しとり 変化することができる」もの。
    不死が世界を咀嚼する。そしてそれを観察する。

    【類別】
    漫画。
    ヒューマンドラマ、ファンタジーでしょうか。

    【筋】
    それ(彼)自体は意識や知能をあまり持っておらず人語をあまり解さないため、周囲の人物の物語が際立っています。原始。ただしそれ自体に変化が起きていくならば、物語から受ける感じも大きく変わってゆくでしょう。
    この作品、この話、纏まるのかな、といった思いが率直なところですが、纏まってほしい。

    【画】
    それが喋る場面には一種のおぞましさがあり、興味が引かれます。
    他、なんか全体的に営みを感じちゃいます、人類の。

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著者プロフィール

岐阜県生まれ。2008年、『聲の形』で、週刊少年マガジン新人漫画賞に入選。2009年『マルドゥック・スクランブル』(沖方丁/原作・『別冊少年マガジン』連載)でデビュー。『聲の形(全7巻)』は入選作をリメイクした形で2013年から『週刊少年マガジン』に連載され、大ヒット。『このマンガがすごい!2015』(宝島社)のオトコ編で1位に選ばれ、2016年には劇場版アニメに。2014年、大垣市文化連盟賞(生活文化部門)受賞。2015年、 手塚治虫文化賞新生賞受賞。第12回 大垣市民大賞受賞。現在、『不滅のあなたへ』を『週刊少年マガジン』に連載中。

「2019年 『小説 聲の形 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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