1122(3) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
3.87
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本棚登録 : 267
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065114810

作品紹介・あらすじ



仲良しだけどセックスレスの30代夫婦、いちことおとや。二人が選んだのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。恋に浮かれる夫を見て、いちこは夫への嫉妬か欲求不満かはわからぬまま、初めての風俗を予約する。一方、夫の“恋人”美月は許されない恋の深みにはまり、追い詰められていく。「このマンガがすごい! 2018」オトコ編第11位、「第8回ananマンガ賞」準大賞! 夫婦のあり方を真剣に問いかける意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • 映画「アウトレイジ」のキャッチコピーが「全員悪人」だったが、さしずめこの本は、「全員クズ」。
    しかし、クズなんだけどそれぞれの立場での言い分が分かる部分もあったりなかったりして、とても面白い。
    それぞれの関係がどうなっていくのか、引き込まれる。

  • メッチャ続き気になるところで終わった!!
    何、これから凄い大きな出来事が起こりそうな!

    まあ、おとやんはルール違反をしてるわけですが、事情が事情なのでう~んというのもあり、色々難しいね。
    でも美月はあっさりシンガポールに行く気はないのかな。

    ずっとレンタルで読んでたけど、4巻買おうかな……。

  • 多分3巻まで、の18話まで無料で。前に1巻分まで読んだ時は「公認不倫て、何を言ってるんだ」って思ったけど。色々考えさせられるな。それぞれが好きなように婚外恋愛、てことではなくて、レスになったきっかけとその後を思うと。特に16話で友達に「いちこの性(凪)」「おとやの性(不倫)」て考えてた、て友達に話してるあたり。夫婦で上手くいってるとこはそれぞれ性を共有してるけど、かたやAV、かたやアイドル追っかけ、みたいな惑星のように遠い夫婦もいる、て。そしてそれは個人的なことで夫婦でもつまびらかにはしない。

    相手に公認にしたからって、自分がそれをするのは...て考えてる時に誕生日に女と会うのはナシでしょってついにマッサージ予約しちゃういちこちゃん。あぁ...どっちも単なるすれ違いだろうに...。おとやはおとやで美月の旦那が転勤決まって「もうすぐ」お別れ、なのか、寂しいと思ってないことに少なからずショックなのに。←とはいえ、結局なんだかんだいって不倫だしね、相手の美月は公認なわけないし、多分発達障害な子供の世話と家事を全部押し付けてさも働いてるんだから当たり前っていう旦那さんから自分を解放するための不倫への逃げだから、全然応援する気もないけどね。おとやはおとやで友達との飲み会で色々言われて気づくとかww馬鹿だねぇ、友達にも丸わかりってのがね。しかし、いちこちゃん「サレ妻の顔してたと思う」って。自らすすんで「サレ妻」になったくせに。と思わなくもない。可哀想な夫婦だな。婚姻関係を解消すればいいのに「家族ではいたい」なんて欲張るからこういうことになるんだよ...後々から「やっぱり好き」な気持ちが戻ってきたとして、不倫相手のとことか想像しちゃって気持ち悪くならないのかな...。

    そして今最初の方ちょっと読み返したけど(笑)「自分で言うのもアレだけど、わたしたちはたぶんけっこういい夫婦」とか大笑い。結婚記念日に「あっちの家族の都合」でよその女に会いに行こうとするおとやと「ちょっと雑になってない?!」ってなじるいちこはもうぜーんぜん家族じゃないのにーwwって、前に読んだ時思ってたから「あー( ー́∀ー̀ )ヘイヘイ勝手にやってろ」って思いながら読んだんだなー

  • とても好きな作品なので方々で評価を読むんだけども、どこででもおとやがクズ認定されてて納得いってなかったけど、3巻読んでわかった。おとやんクズだわー。

    13話
    いちこついに、ってところで「できた夫」おとやんからの助けてオーラ溢れるメール。しかし礼くんかわいいなぁ。礼くん「どうしたい?」って聞けるのプロだな。いちこもちゃんと帰るの選んでくれてよかった。私だったらたぶん帰らない。
    美月さんの「他人の夫を拠り所にするような女に」ってのが切ないな。ダンナがもうちょっと寄り添ってくれたらなぁ。
    いちこのおとやんへの感情は結局なんなんだろうなぁ。

    14話
    フレンズ(って1人だけど)再登場。公認不倫がどうやって始まったかの巻。
    おとやんに好きな人ができてもういちこのことは見ていなくてそれはショックで、でもショックを受ける権利はたしかにいちこにはない。自分でもわかってるいちこ。ああ読んでるだけで辛い。しかし「外の恋愛はそのうち終わるけど、家の暮らしは未来へ続く」って思うのが信じられん。外の恋愛を外で収められなくなる可能性は考えなかったのか。「いつのときもわたしもおとやんも別れるって言葉は出なかった」って、それ恋にはまってったらわかんないからね。そして美月さんは「荒唐無稽」な質問をおとやに。

    15話
    おとや「旦那さんには相談できない?」って、俺には言ってくれるなって同義に取れるよわたしには。おとや覚悟なかったのかー。なくてヒロくんと会ったりしちゃったかー。考えなさすぎだぞ。でも好きだけど。
    そして美月さんとダンナさんとの馴れ初め始まる。なんでしるこサンド出してるの(笑)だから美月さん嫌いになれない。
    その後おとやゼミ仲間と飲んでるところに不倫カップル現れ能面になるの巻。美月さんのダンナの転勤が決まるの巻。

    16話
    美月さんのダンナにはバレてます。「終わらせればおそらく不問」てー。
    いちこはれんれんに風俗行ったこと言ってみたり。「よかったよー」とか言ってるけどキスしかしてないじゃん!夫婦の性の話がよくわかんないな。あんな小難しいこと考えてるからこんなことになるんだぞきっと。そしてどんだけいっても夫婦の安寧は見つからないし見つかって欲しくないと私は思う。
    あとはターミネーター2人で観たり。「いちこちゃん 口あいてる かわいい」っておとや思うのね。やっぱりおとやにらぶはあると思うんだけどなぁ。

    17話
    おとやのこれ、なんかのパロディなのかな?面白い。マキちゃんの責任についてのツッコミが不倫だめなすべての理由だと思う。おとやのとこはまぁ公認だからいいけど、美月さんのとこは違うもの。
    「一度結婚をしたら 恋愛を セックスを 他の人と一生一度もしないことが 幸福な夫婦なんだろうか」って、幸福かどうかは問題でなく、それが結婚するということだからだよ。できないなら、どちらかが傷つくならそれは結婚すべきでないんだと思う。ちなみに結婚してからそう考えるのは後出しジャンケンじゃ。
    そしておとやと美月の馴れ初めターン。そして美月さんに会えなくなることにはそれほどショックを受けないことにショックを受けるおとや。
    そんで、いちこはターミネーター中に考えてたの礼くんのことだったのかー!!私ショックだよ…そこはおとやに高まってよ…。

    18話
    表紙の礼くんたまらんのですけど。
    お互いの誕生日は祝いあおうって約束をやぶるおとや。そりゃないよ本当に。たとえ最後でも、そもそも不倫してなかったらそんなことにもならないんだから、いやでもこの夫婦はいちこが悪いんだしでも…ってなるからやっぱり不倫だめ。しかもおとやん自分の誕生日なのに「会計も段取りも全部やるから」って、どう考えても後ろめたいからだろそりゃバレるよ。
    そしてその日に礼くんの予約取れちゃういちこ。「わたしも楽しみを持てばこれから一週間おとやんをじめじめ恨まずに済むかもしれない」ってのは、良い対策だよな。正しくはないけど。いちこもおとやもお互いハードモードと思ってるから、夫婦内で完結できればそれはそれでいいんじゃないと思うけどね。
    「二人の間の問題や欠陥を 掘り下げず対峙せずふんわりやり過ごせば 私たちの生活は存外平和で穏やかだった」ってそう、それで仮面夫婦になったとこ知ってる。

  • あのタイミングでぎっくり腰になるおとやん、ある意味最強ww

    でもやっぱりいちことおとやん、仲いいなあって思う。いい夫婦なのに。

    公認不倫がなんともいえない。美月もグイグイくるようになったし。
    美月の夫は不倫完全に気づいててシンガポール赴任について来させようとしてる。

    いちこは風俗の世界に足を踏み入れそうだし。

    終わり方がすごく意味深で続きが気になりすぎてる!!!

  • 会社の上司に借りて。
    読んでて痛いけど、嫁側の方も行動に出てきて安心した。
    さー、どうなるか。

  • まあ、なんとなく…惰性で読んでいる感じですけれども、相変わらず面白いですよ!

    それに今回も気になるところで終わっているような気がしますねぇ…。

    なんとなく、登場人物たちの考えを受け入れがたい自分もいるのですが…この漫画が果たしてどんな終わり方を迎えるのか、見届けようと思います…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 不倫がいいか悪いか
    それはわからない。
    以前ドラマ『昼顔』とか流行ったが
    あまり興味はなかった。
    いくえみ綾の漫画『あなたのことはそれほど』
    は熱心に読んだが、
    終盤尻すぼみな印象だった。
    TVドラマにもなった。
    主演の波瑠ちゃんが演じる美都を
    「好きじゃない」と言っていたのが
    記憶に残っている

    それに紋切り型の価値観には
    関心もない。
    ただ思うのは
    ドラマでも映画でも小説でも漫画でも
    そして実際にも
    不倫をするなら
    罪悪感とか慰謝料とか
    後悔とか妊娠とかじゃなく
    どうせやるなら楽しんでやって欲しい
    ということ。
    道徳的、説教的、良識的ではなく
    新しい価値観を創造してほしいと思う。
    そういう物語をみてみたい。読んでみたい
    -------------
    この作品は「公認不倫」という点で
    新しいと思う
    ----------------
    P47
    不倫の公認は
    二人の未来を守るため

    P47
    そしてあのとき
    守りたいと思った未来が
    いまココ コレ
    どんなんだろう コレ
    -----------------
    巻末のセリフが意味深で
    興味深い↓

    P187
    でもこのとき
    わたしたちは
    予想もできなかった
    この日これから
    起きることを

  • おとやんは公認不倫でもおとやんの相手の美月さんはハッキリ不倫!!
    おとやんはいいさぁ
    今が楽しくてしょうがない…
    でもそんな状態を見てると一子は…
    言い出しっぺなだけになんとも言えない思いが…。
    そして相手の美月がね…。
    やっとその気になった一子だけど
    おとやんからはもうそんな対象ではないのかも?
    相変わらず凄い内容だなぁ…
    なんて言っていいのか?
    体の距離がいつしか心の距離に…
    夫婦の歪んだ関係が今後どうなるのか?怖いわ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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著者プロフィール

北海道出身。
2004年「ヤングユー」から『透明少女』でデビュー。その後「コーラス」や「エロティクス・エフ」など女性コミック誌を中心に連載。代表作に『東京膜』『ラウンダバウト』など。
今作が青年誌初連載!

「2013年 『にこたま(5) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺ペコの作品

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