- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065121276
作品紹介・あらすじ
時代は明治後期。地方都市に住む愛川吾一は町一番の秀才であった。が、酒浸りの父のせいで進学が許されず、丁稚奉公に出される。
歯を食いしばり、自らの逆境を跳ね返し成長していく吾一。人はつらいときほど成長する。負けてはいけない。金がなくても。道ばたの石ころのような扱いを受けようともーーーー
「君たちはどう生きるか」の成立にも関わった作家・山本有三の代表作「路傍の石」を完全まんが化。原典は一人の人間の成長を通して、人間はいかに生きるかを問いかける教養小説の傑作である。
第一章 その夜の言葉
第二章 うつりかわり
第三章 前掛け
第四章 やぶ入り
第五章 東京
時代は明治後期。地方都市に住む愛川吾一は町一番の秀才であった。が、酒浸りの父のせいで進学が許されず、丁稚奉公に出される。歯を食いしばり、自らの逆境を跳ね返し成長していく吾一。人はつらいときほど成長する。負けてはいけない。金がなくても。道ばたの石ころのような扱いを受けようともーーーー「君たちはどう生きるか」の成立にも関わった作家・山本有三の代表作「路傍の石」を完全まんが化!
感想・レビュー・書評
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●世の中には、どうすることもできない大きな石うすのようなものがあると思った。その石の下にはまり込んだものは、どんなものでも粉々にされてしまう。そしてその石臼の重さを1番よく知っているのは貧乏人の子供だ。彼らは最後には「仕方がない」と言う言葉を投げつけて、歯を食いしばってしまうのである。
●丁稚奉公。一人前になるまで店に住み込み、無給で働かされるかわりに、礼儀作法や商売に関わるいろはを身につける事ができる。
●やぶ入り。正月とお盆の16日前後、奉公人や嫁いだ娘が実家に帰ることができる休暇のこと。