格差と階級の未来 超富裕層と新下流層しかいなくなる世界の生き抜き方 (講談社+α新書)
- 講談社 (2019年1月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065141717
作品紹介・あらすじ
もうすぐ中流層のほとんどが下流層に転落する時代が必然的にやってくる。
世界中で大量発生してくる「新下流層」によって次の経済成長が始まる。
だったら、あなたが下流層に転落しないためには、この方法しかない…!
「格差の歴史」を学べば、お金の増やし方がわかる!
転落しないために知りたい、21世紀のお金の基本法則
格差と階級の未来を、「格差の起源」までたどって描き出す野心作。
格差は農耕社会の誕生とともに始まり、領主・貨幣・金利の誕生によって拡大した。
機械化とIT化、さらにこれからはAIが普及して労働資本は儲からないものになり、資本家に富が極限まで集中していく。
長い歴史を通じ、この基本法則はますます堅固になる。
しかし、この法則そのものの中に、あなたが「新資本家階級」になる方法が隠されている。
それはいったい何か?
感想・レビュー・書評
-
●微妙、わざわざ買わなくてもいい。
●2035年がAIが仕切るとは思えないなあ。もっと先の話では?
●インデックス投資が最適解なのは今更感。テンガバー銘柄は見つけるのは至難の業だよ
●最後の未来予想もなんだか微妙だなあ。全体的にはあ、そうですか…という印象しか受けない。少しでもなるほど!と唸らせてくれる一文が欲しかった…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでおいて良かったと思える本。富の食物連鎖のしくみを理解していないと、なかなか視点を変えることができない。もし目線を変えることができ、そのことに気づくことができれば、世界は大きく変わるだろう。
-
大学1年で読んだことで意識がかわり、その後の大学生活を有意義に過ごせています。人生を豊かに過ごすためにどうするべきかを考える助けになる一冊です。
-
もくじのレイアウトを見た瞬間に嫌な予感がしたが、
あちこちからの引用が多く、無駄にページ数が多くて読んでいてすごく疲れた。
個人的には参考になる情報がほとんど無く、後半は流し読み。
情報が発散しすぎて入門書としては混乱する、既に知識のある人の洗練には足りない、残念ながら中途半端。
要点は、
・労働者は二極化するよ
・人的資本だけでなく、金融資本を加えた共働きの仕組みを作ろう
・投資するならS&P500インデックスに。若い年齢で始めて時間を味方にしよう
搾取されする側、される側の話であれば、木暮太一さん著「超入門資本論」が、まとまっていて面白く読めるのでオススメ。
-
世の中には二種類の人間がいる。
搾取する者とされる者だ。
搾取されるのが嫌ならば、搾取する側に回れば良い。
という現実的な解を提案する本書。
搾取しやがって、革命だ〜!!とはならない。 -
お金の歴史を知ることができて面白かったです!早速、人的資本だけでなく、金融資本も活用したいと思います。
-
第2章迄の資本主義経済成立の歴史は勉強になったが、株式投資については慎重に検討すべき。
個人的には一点集中ではなく様々な金融商品に少しずつバランス良く預ければ危機的状況でもダメージを少なくできるはず。無駄遣いを減らしできるだけ長く働く方が賢明だと著者とは反対の考えを強くした。 -
歴史を通じた搾取のメカニズム、富の食物連鎖の進化を解説。
そこから一般的な労働者が5000万円を貯めるにはどうすれば良いのかを展開する。
最終的にある投資法を提案するまでに至るロジックに説得力がある。
ややテクノロジーの未来について楽観的すぎるか。