荒ぶる季節の乙女どもよ。(8) (講談社コミックス)

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本棚登録 : 204
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065167892

作品紹介・あらすじ

あなたの“はじめて”を、わたしにください──。
和紗たちは文芸部に所属する女子5人。部が「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じた「セックス」の一言……。その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。


交際禁止令と曾根崎退学の撤回を求め、校舎に立てこもる和紗たち。それぞれの“恋”と“性”が錯綜する中、見つけた答えとは。馬鹿げていて、滑稽で、愛おしい。少女たちの一つの季節が過ぎていく──。最終話の「その後」を描いた描き下ろしエピローグも収録。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった
    一気読みした。

    でもさ、ブスの視点から言わせてもらうと
    美人で性格良くて性に奔放とくりゃなす術なし!
    戦った和紗は偉いよ。

    誤解があった時、自分の気持ちを伝えないまま諦めていたらきっと泉の弁解も聞く耳持てなかっただろうし、泉が諦めちゃったら簡単に菅原史の所に言っちゃっただろうな。
    タイミングと素直な気持ちが大事。
    こんなふうに荒ぶった高校生活を送りたかったなぁ。

  • 友人のオススメで手に取った漫画。
    高校生が主人公の少女漫画なんて久しぶり。

    友情と、恋愛と、性の目覚めと、大好きな文学と。文芸部の5人の少女たちの毎日。

    主人公のかずさが良い意味で主人公すぎず、
    5人それぞれがはっきりと生きている漫画だった。

    危ういながらも、友達から影響を受け合いながら
    ちょっとずつ感情のいきどころを着地させていく少女たち。
    名前がわからない感情だらけだったよなぁ、10代の頃って。
    わからないままにせずに、ずるく、すれそうに、弱腰になりそうでも、最後は真っ直ぐにぶつかっていく彼女たちが眩しいよ。
    感じなくなることこそ滑稽だと思える青春漫画。
    いい感じに荒ぶり、とてもへたくそな日々に、いいよねぇってなっちゃう。

    モチーフとして出てくる星の王子様の、キツネに
    感情移入する新菜のところが印象的。
    本当に欲しいものが手に入らない、、、そんなこともあったりするから、難しい。

    ・きれい、よりも、変な奴、のほうがなんか。。。
    あるねぇ、そういう気持ち。
    ・友よ!からのハグ
    好き。こういうフレーズは頭に残っちゃう
    ・ハッと冷める瞬間
    新菜が年上に対して抱いてた想いが、魔法から解けるように気持ち悪い、となる瞬間、、、あるねぇ。

    泉くん、見た目がすごく好き。
    ジブリの典型的なかっこいい相手役の外見。

  • 最後まで青臭くて瑞々しい彼女たちが素敵だった。もう彼女たちを見られなくなると思うと寂しい。
    途中泉くん最低だと思ったけど、収まるところに収まって良かった。まっすぐな彼女たちがこれからも笑っていられる展開で安心した。
    真っ白だと思っていた乙女たちが、実はそれぞれ鮮やかな色を持っていたというのはなるほどと思った。文系の女の子達のパワフルさを感じられる素敵な作品だった。

  • 交際禁止令と曾根崎退学の撤回を求め、校舎に立てこもる和紗たち。それぞれの“恋”と“性”が錯綜する中、見つけた答えとは。馬鹿げていて、滑稽で、愛おしい。少女たちの一つの季節が過ぎていく──。最終話の「その後」を描いた描き下ろしエピローグも収録。(Amazon紹介より)

    とてもむず痒い。ベタベタの恋愛話にはないリアルさが、思春期の恥ずかしい思い出を思い起こすようで、読むのにエネルギーがいりました。
    自分はいつの間に、恥やときめきのようなものを感じなくなったんだろう。それをまた何かのきっかけで取り戻すことができるのか、取り戻さないほうがよいのか…そんなことを考えさせられて、なんだか少し寂しい気持ちになりました。

  • 【'19/10/21・読了】
    最終巻
    最終巻が出る前にまさかのアニメでネタバレという状況になったので、最終話のみアニメは未視聴。
    おいおい、と突っ込みたいところもあるけれど、初めての感情に戸惑いながらもそれぞれの答えを見つけられたのはよかった。
    確かに初めての感情にオロオロとしたのは経験あるかな・・・なんてのも思い返してみたり。
    どのシーンも彼女達の表情がとてもよかった。

  • 完結。かわいらしくて好きな作品でした。別冊だけど一応少年マガジンということで、少年誌にこうした作品が掲載されていたという点もポイント高い。

  • アニメのラストとそのまんまだったな。

  • きれいに終わってよかった。いい感じに荒ぶってますね

    《みなさんは今 新しく芽生えた感情に必死に名前を付けようとしている》
    《その作業と同じように 色の名前を 修飾語…それぞれの言葉で飾って それぞれの"心の色"をさらけ出すんですよ》

    荒ぶる季節は青色なんですね。前の巻ですが「荒乙はコメディ」という原作者のことばでかなり人生前向きになりました

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著者プロフィール

えもと・なお●マンガ家。他作品に『それでも僕は君が好き』(原作:徐譽庭)『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(原作:岡田麿里)がある。

「2020年 『ジョゼと虎と魚たち(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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