- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065170946
感想・レビュー・書評
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めっちゃ面白かった!前半パートでは霊媒ですぐ犯人解っちゃうけど、それを論理で解説するっていうなかなか複雑な設定で探偵役の香月先生が翡翠ちゃんと立ち向かう。そして後半、いよいよ連続殺人鬼との対面ではー!ってところがまたどんでん返しでよい。
正直、前半パートで感じる違和感や、各章の解決後に現れる英語での締めくくりワードに訝しむこと多数で、モヤモヤしてモヤモヤして、この本そんな話題になる程キャラクター魅力的か?とか思ってたんですが。
はー、見事なまでに裏切られた。翡翠ちゃん最高。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後が良い最後が良いということで
途中何回も挫折し掛けながら最後まで読んでみました。
確かに、最後はテンポ良く現代っぽい話で締められていて良かったと思う。
ただ、途中のぐだぐだで飽きてしまった部分がある。好きな作家さんが押していただけに期待していたので少し残念に感じた。 -
主人公の翡翠が可愛いなと読んでいましたが、最後は面白かった笑
自分はラストが少し読めてしまったので、それがなければ星5でした。
小5の娘に薦めたら、今まで読んできた小説の中でメディウムが1番面白いと言ってるぐらい良い作品です。
嫁にも薦めて、嫁も夢中で読んでおります。笑
続編のインヴァートも読むの確定です! -
読み始めは「異能体質×ミステリ」に少しのロマンス要素を加えた感じか…と思いつつ読み進めていて、1〜3話は正しくその設定通りに事件が起こって、そして解決されていった。
ここまで読んだ時点では正直没個性があり、しかも香月と翡翠の絡みがクドく感じた。
が、最終話早々でいきなりちゃぶ台返し喰らって思わず声を出して驚いた。そこから更にどんでん返し!からの怒涛の伏線回収のオンパレード…
これは確かに『2020年度No.1 ミステリ』だ……
タイトル回収のラストにはもう感嘆することしか出来なかった
エピローグで翡翠の人柄が垣間見える所もオチとしては完璧!
文句なしの傑作ミステリでした!! -
ネタバレ無しで紹介するのが非常に難しい作品。未読の方はレビュー等読まずに、まずはご一読いただきたい。
“霊視”と論理を組み合わせて推理するいわゆる特殊設定ものの短編が連なる構成に、とっつきにくさと論理のこじつけ感を感じて中々読み進まなかったのだが…
最終章のたたみかける反転には開いた口が塞がらなかった。最初の反転はなんとなく予想がついていたものの、まさかあの人がああなるとは…ごにょごにょ。それまでに感じていた読みにくさすら、伏線回収でスッキリさせてくれるプロットはお見事。各種ミステリーのランキングを総なめにしたのも頷ける怪作だ。
PS.城塚翡翠さんと剣崎比留子さん。キャラクターは違えど見た目がカブるんだけど、意識してるのかな?
週刊文春ミステリーベスト10 5位
このミステリーがすごい! 1位
本格ミステリ・ベスト10 1位
本屋大賞 6位
SRの会ミステリーベスト10 1位
本格ミステリ大賞受賞(2020年)