- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065307212
作品紹介・あらすじ
『スモールワールズ』で話題の著者、一穂ミチのきらめきの欠片を集めた作品集。
人生の喜怒哀楽を繊細に掬いあげる、「恋」と「愛」と「性」と「怪」。
特別に書き下ろしたショートストーリーも収録。
感想・レビュー・書評
-
一穂ミチさんの短編集。
13編の短編が入っています。
苦手な恋愛系も多かったけど、『うたかたモザイク』というタイトルがぴったりな奥ゆかし気なモザイクのような短編集でした。
私が好きだと思った何編かを紹介すると
『人魚』は僕の恋人は人魚らしいーという一文で始まる恋愛ものだけど童話のようなお話。
『ごしょうばん』は
この短編集の白眉かと思いました。
ごしょうばんという食事時に出てくる妖怪の出てくるまだ戦時中の話。
『Still love me?』
はBLの話を初めて読んだ気がしますが、好きな話でした。
『Sofa&』
ソファの独り言の話ですが、人生の日暮れのかんじがよく出ていると思いました。
『神さまはそない優しない』
死んで猫に生まれ変わって自分の嫁に拾われた猫の話。
笑わせる場面もありましたが、最後は泣けました。
『透子』
最後は予想がつきましたが、これもいい話でした。
『スモールワールズ』程のインパクトはなかったけれど、タイトルの『うたかたモザイク』のようなひらひらとしたモザイク画のような一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前読んだ「スモール・ワールズ」のほうが読み応えがあって、読んだぁ〜って感じがしたかもしれない。
でも、これはこれで良かった。
本作は、スパイスをきかせたショートストーリー×13話。
サラっと読むと「えっ?!これだけ…??」となりがちだけど、色々なテイストがあって一穂ミチさんて多彩な方なんだなぁと思った。
そしてラブシーンの描写が素敵でした。
よくある生々しいのに非現実的な官能小説とは全っ然違うっ!!
どう違うのか上手く言えませんが、女性じゃないと描けないと思う。
現実的で理想的で少しもくどくない(∩ˊ꒳ˋ∩)・*
ラブシーンの無いボーイズラブの物語もありました、言葉には出せない思いがとても多くて切ない物語でした。
ネットで続編のショートストーリーも探して読みました、もっと続きが読みたい〜。
ミステリー風、ホラー風、妖怪風まで、色々な味が楽しめた一冊でした。
-
2023/06/30
-
雪よ林檎の香のごとく
こちらデビュー作だけど文章美しいです♪
わたしは適当レビューだけど笑
他の方を参考に\(//∇//)雪よ林檎の香のごとく
こちらデビュー作だけど文章美しいです♪
わたしは適当レビューだけど笑
他の方を参考に\(//∇//)2023/06/30 -
2023/06/30
-
-
うーんなんだろうね
一穂ミチさんは自分の中でかなり特異なポジションにいる作家さんです
おそらくBL以外の著作は全部読んでるんだけど、☆5評価は未だ一冊もなし
「好きな」作家さんというわけではなさそう
なのについつい読んでまう
なんでだろう?
それはたぶんすごくいろんな色をもってる作家さんで、しかも次々と新しい色を見せてくれる作家さんだからかなと思います
次はどんな色を見せてくれるんだろう?って思うとつい手にとっちゃうんだよね
で、おおーってときもあるし、えええ?ってときもある
今回は連作じゃない純粋な短編集
おおーってのもあり、むむむ?ってのもあったりでした-
お、一晩たっていい表現が
「期待させる」作家さん
これどう?
で、期待に応えてくれたりくれなかったりwお、一晩たっていい表現が
「期待させる」作家さん
これどう?
で、期待に応えてくれたりくれなかったりw2023/04/22 -
器用すぎて方向性が定まってない?
バカ当たりしない?
できたらお仕事小説で行ってほしいなぁ!器用すぎて方向性が定まってない?
バカ当たりしない?
できたらお仕事小説で行ってほしいなぁ!2023/04/22 -
2023/04/22
-
-
13の短編集。
恋や愛や性についてのいろいろ。
『スモールワールズ』の短編集は好みだったけれど今回のは、ちょっと違うかなぁ…。
あまり共感できず…というところ。
意外なところで、おぉっと思ったのは「神さまはそない優しない」。
生まれ変わって猫になり、妻に拾われるが…。
ちょっと驚くラストだった。
-
一穂ミチさんの描く短編集、13編がこの一冊で読めます。それぞれのストーリーは独立していて一貫性もなく描く内容も全く異なっていて、読んでいて飽きを感じることはまずありません。読後もなんかいいなぁ~って思うものから、イヤミスのようなエンディングを迎えるストーリーもあったりします。13編の中から印象に残った作品を…
Droppin’Drops:クラスメイトのアイドル女子を推すモデル女子のかわいいお話
sofa &…:ソファーの視点から持ち主の女性を描くお話。
透子:小さな書店に通う透子、本好きなら結構このお話好きかも…!
一穂ミチさんは初読み、話題作の「光のとこにいてね」を読みたかったのだけれど、図書館では貸し出し中…でもこの新刊を借りることができました。ただ、すべてのストーリーに共感できたかというと、そうでもなくって読みにくかった作品もありましたが…これは個人的な感想なのであまり真に受けないでくださいね(^^;) -
講談社発行だけど収録短編は12作がそれぞれ出版社がバラバラ。ジャンルもバラバラ。
sweet/spicy/bitter/salty
それぞれ3作ずつのオシャレな構成♪
まるでチョコレートBOX(^^)
好きだったのは
〈人魚〉わたしは人魚なのと言う彼女に母親を紹介すると連れて行かれたのはまさかの「秘宝館」‼︎笑
ところがどっこいの切なくて可愛い純愛物に!
〈ごしょうばん〉奇譚物。妖怪ごしょうばんの不思議な話がラストでは今の世の中をチクリと風刺
〈Still love me?〉車の中での数時間の物語…たった16ページにBL作家としての凄さをみた!
タイトル通りに一穂ミチのカケラ達がモザイクになりキラキラしてました。
どの話もラストにちょっとの驚きありでやはり短編上手いなぁと…
下世話ですがこの方のエッチなシーンは流石です笑
この感想はわたしだけでしょうか( ̄▽ ̄)
でも今さらですが私は…
やはり一穂ミチさんはBL作品の方が好きなんだとつくづく思いました(〃ω〃)
-
みんみんさん♪
投稿がかぶってたみたいです。
「note」はどうやって探すかが、残念ながらわからないです。みんみんさん♪
投稿がかぶってたみたいです。
「note」はどうやって探すかが、残念ながらわからないです。2023/04/24 -
一穂ミチ note
って検索すれば出ると思いますよ♪
「こばなしたち」の中に
September blue moon ってタイトルで載ってま...一穂ミチ note
って検索すれば出ると思いますよ♪
「こばなしたち」の中に
September blue moon ってタイトルで載ってます
見つかるといいなぁ_φ(・_・2023/04/24 -
2023/04/24
-
-
いろんな方の本棚で見つけ図書館予約
〈 スパイスをきかせた13の物語で味わう一穂ミチの魅力〉
「スモールワールズ」「光のとこにいてね」が大好きで。
期待しすぎたかな
短編、それぞれにつながりがなく味わいが違う
一人の作家さんで!すごいなあと思う
好きなのとそうでもないのが混ざってるけれど
ラストの「神さまはそない優しない」いいなあ
≪ 人生は 甘く苦くて 美味しいよ ≫ -
バラエティに富んだ13の短編集。
恋愛、BL、官能、ファンタジー、SFなど、ジャンルもテーマも様々。
まるで何人もの作家さんが書いたかのようで、幅広さに驚かされました。
「光のとこにいてね」が好きで、ブックリストの「2023下半期ベスト」に選んだくらいだったのですが…
こちらは私にはあまり合わなかったかも。
期待し過ぎてしまったのか。
好みのものが少なかったような気がします。すみません。