- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086004213
作品紹介・あらすじ
笹森葉月は時々現実が辛い。兄の皐月が「兄」じゃなくて、ただの「笹森皐月」ならいいのに。そしたら「好きだ」と言えるのに。夢を叶えて現実に生きる兄と、夢がうつろな夢のまま、兄に恋する弟。報われるはずのない禁断の恋が、成就するかに見えたその直前、事件は起こって。すっぽりと抜け落ちた記憶の闇の底で、葉月が見つけたものは…。一度まっしろになった心に咲く、愛のお話。
感想・レビュー・書評
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あなたじゃないと駄目だけれど、あなたでは駄目だった。
そんな始まり方。
兄と弟で、男同士で。
あなたでは駄目だったけれど、あなただから良かった。
そんな終わり方。
【春恋。】のその後に少し触れています。凄く嬉しかった。 -
好きになったら、もうどうしようもないんだと思う。
「あ行の作家」の言葉が、泣けた。 -
兄弟モノって理解出来なくて、いつもは好きになれないジャンルなんだが、まさかの後半、かなり泣かされました。泣きすぎて頭痛くなりましたw
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怒ってるんじゃない。哀しいんだ。
その言葉が、そっくりそのまま返ってくる。
葉月が恋した兄貴のことを忘れてしまう。
忘れたいと願う恋は、きっとたくさんあるんだろうけど、ここまで苦しくて切ないなんて。
忘れても同じ人を好きになるよね?
運命は一度しかないかも知れないだろ。
だからこそ、葉月は皐月と結ばれてほしくて、早く記憶を思い出してほしくて、兄貴の気持ちを知ってほしくて。
じゃがいもグッジョブ!
記憶を失ってからの兄貴が凄く好きです。 -
同性+兄弟故の葛藤が痛々しい。ちっとなよなよしすぎかな。読後感はなかなかスッキリ。
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かなり好きで不満ですw 読んで悶えてみて~w 整理中なのかサイトにあるという続きが見つからない…
兄弟もので弟視点の兄貴が内心、狼狽えて葛藤して親愛は元からあるんで弟の苦しみを理解してやりたくて必死なのが伝わってきて、痛くて泣いてしまう。展開に、え?え!とかなるしw だから余計にこの終わり方は不満ww その後の不器用な兄貴を読みたくて悶える!!
表面上はごく在り来たりな仲の良い兄弟、特別ベタベタしてるわけでもないし、男同士だしこんなもんかなと思わせられるんだけど、根底とか大前提に大切な弟があって、あれやこれでwこの描写、すごいくるものがあった。流石、朝丘さん。兄貴のズレてる恋愛観とかもいいw
これは個人的な問題かな。弟視点で書いてあるのに兄貴の観点がやたらと流れ込んでくる。先生にヤラレタのかなw
絶対自分のせいで忘れたと思ってしまうよな~。愛しくて遣る瀬無い。うあああん! -
2009年 6月読了。
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案の定、泣いてしまいました。BL苦手な人にも是非!と私もお勧めします。何か深いのよ。ドラマも読み返そうかな。
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これは本物の感動モノ。
何度読んでも泣けます。
性別も血の繋がりも超えての愛が最高です。 -
ぼろぼろ泣きました。
朝丘さんの描く恋愛観が大好きです。
恋の痛みとやさしさを描く方。
一人称で進むので、苦手な方もいるかもしれません。
でも是非一度読んで欲しい。大好きな作家さんです。
兄弟の話。
後日談がご本人のHPにあるので、読んだ方は是非そちらも。
朝丘さんの中で一番好きな話です。
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小説
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腐女子ですが感動しました。
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弟くんが健気で泣けた。BLっていうより文学っぽいかな。作者のHPに続きが少し書かれています。
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泣いた。兄弟が好きな人にはゼヒ読んで欲しい。文体も素敵。兄が丁度いい感じにヘタれている(笑)小さい頃からずっと素直になれなかった弟が想いを吐いて、それからの展開が可愛くて切なくて大好きだ。兄×弟。絶対手放せない1冊。
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朝丘さんオススメ第2段。
BL話だけど、しんみりとさせてくれて恋の形はさまざまだな。と感じた一作。 -
小説っぽくない言葉遣いがちょっと気になってイヤ(じ→ぢ、とか)なんだが切ないい作品が多くて好きな作家さん。
もう新しいの出ないのかなぁ… -
最後のあの展開に泣いた。
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わたしをわすれないで。
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あさおかさんの本のなかでいちばん好き。 -
好きになった人は男でしかも兄。
許されない恋に主人公葉月は苦しみます。
「忘れたい・・忘れたい・・」と。
切なくて、悲しくて、心が泣いてしまいます。
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兄×弟。
忘れたいけど、忘れられない。
忘れたくないけど、忘れたい。
忘れたいけど、忘れない。 -
その次によんだきがするな。
これも、兄弟でとても素敵だったよ。 -
朝丘さんので、初めて買った本。運命の人を見つけました!
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はいはい、兄弟物です。忘れなくてはいけない恋を忘れた結果は?