- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086014816
感想・レビュー・書評
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由乃と令の両親の馴れ初め話。
2人とも可愛い詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までのマリみて本編より、「家族」や「男性」、「百合」などへより踏み込んで今野さんがのびのび書いているような気がした。
「男の人の中で一番、じゃだめですか」
って表現、受け取り方はそれぞれだと思うけど、
男との恋愛より「百合」って存在を大事にしてるようにも、「恋愛」ってものを超越した存在があるかもしれないって事を表現してるようにも感じる。
今野さんの、身近な人、周りで関わる人との関係をていねいに深く掘り下げる世界観にただようのは本当に心地いい。
その世界観で祐巳や祥子さんや瞳子の物語を読むことが本当に恋しい。 -
女の子同士がきゃっきゃしてるのも、乙女が恋に恋している姿も許容できないと読んでて辛いかも。私は女の子が可愛ければそれでいいので終始にまにま 黄薔薇! 黄薔薇!! 綿子さんが蔦子の血縁だったら面白いのにーという妄想
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今作は「私の巣」同様、薔薇様たちがまったくでないお話。
しかもマリみてでは珍しい恋愛話。
主役の佳月さんと律さんの関係がなかなか面白かったです。
こうしてマリみては続いていくんだなぁって感じw
しかし、そろそろ祐巳ちゃんメインのお話も読ませて欲しいです。 -
番外編として読んで、裏話を理解すればそれなりに楽しめる。
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読了、82点。
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律は男性と付き合い始めた事を親友の佳月に告げる。その日の帰り道佳月は混乱する頭を覚ます為に公園によるとそこで若い男性に出会い、、、
律の告白もあり、その男性を意識し始める佳月であったが、日曜に街で彼と律が一緒に歩く姿を目撃し…
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マリみてシリーズ新刊、新刊が出てるのを見掛けたら買ってはいるけど、そろそろいいかな~とそんな気持ちで読み始めましたが、いや、これが今野さん侮り難しというか、ころっとヤラれました。
話のメインになるのは、律と佳月の友情と、それぞれの男性に対する愛情、両者が天秤の秤に乗ったみたいにあっちに揺れこっちに揺れを繰り返す、
と書いちゃえばはっきり言えば少女漫画なんかにも有り触れてそうなネタ、それこそマリみてでもやったじゃないか、佐藤聖こと初代白薔薇様を中心に据えて、二人で両手を繋いで閉じた世界から片手だけを繋いで一緒に歩いていこうという下りが非常に上手かっただけに、
こっちは二番煎じのように感じながら読んでましたが。
OPからなんかどこかが???
あれこの名前どこかで聞いた事があるような???
んっ?お兄さんいつの間に、でもそ~なったのかな???
とそんな違和感の積み重ねがあら不思議最後には綺麗さっぱり消えちゃいました。
自分と同じように今までシリーズを読み続けてきたけどそろそろ読まなくてもいいかな~と思ってる人にもこの一冊は是非手にとって頂きたい一冊、
シリーズをきっちり読んでいるからこそ楽しめる、またシリーズをきっちり読んで楽しめた人ならこの一冊もきっと楽しめると、そうお勧めしたいところです。
ちょっと駄目出し、綿子さんのキャラクターがどう見ても蔦子さんです。
蔦子さんじゃない必然性はありましたが、蔦子さんみたいな性格である必然性はそんなになかったように感じます。
ここらへんはちょっとキャラクター造形の鋳型が少な過ぎるような、
そりゃまぁ近視眼的になりがちなキャラが溢れてるこの世界観で、遠目から冷静に達見して見れるキャラは道標に使い勝手がいいとは思いますが。
それと、ひびきさん、仕事して下さい、短編とは言えイラスト2枚、それも後の1枚はどう見てもあの由乃さんにそっくりなのはいいのかっ!? -
おもしろかったです。ずいぶん仲良しな生徒だと思っていたら、あとがきにてすべて判明しました。マリみての舞台じゃなくても通りそうな話ですが、マリみてでなければだめだった話です。
2011.01.09. 26:20読了