ひみつの陰陽師 8 やっつ、やっとのことで大団円 (ひみつの陰陽師シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 42
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086017176

作品紹介・あらすじ

都の崩壊を止めるため、黒幕の「宮」と対峙した玲雅_あきらまさ_は自分の出生にまつわる衝撃の事実を知る。一方、建御名方神_たけみなかたのかみ_を鎮めに諏訪へ向かった真澄は、渦巻く負の念に襲われそうに。平安あやかしラブコメディー完結!

感想・レビュー・書評

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  • だんだんと激しくなる闘いの中で、
    真澄が真っ直ぐで健気で神々しい。


    いやー、圧巻のラストでした!

    そして、その後の二人についても❤️


    覗き魔さんや妖し達がいい息抜きになって、
    ラブコメディとなってるけれど、
    ガッツリしっかり、読み応えあるお話!


    満足!

  • 堂々、完結! 三か月連続刊行とか作者すごくないですか。
    黒幕が誰だかわかり、不穏な動きをしていた河伯の目的もわかり、ハラハラしました。今まで関わった人全員が都の危機にかけつけてくれ、今までの経緯があるから二人はお互いを信じることができたんですね。本当に感動しました。
    神様が嘆いて見捨てようとした世界だけど、大切な人がいるのだから、守りたい。数字が友達の玲雅、最初の頃に比べて本当に人間らしくなりました。
    巻末は、漫画とかその後短編とかあって楽しかったですよ。

  • とうとう天つ神と国つ神の争いにまで発展してしまった『ひみつの陰陽師』。
    今回だけはギャグ要員の人たちも持てる能力をフル活用してシリアスに決めていた。

    まあ、大団円と銘打っているだけあって、丸く収まってよかったのだが、ツンデレ先輩が、天然タラシの真澄にブンブン振り回されるのをもう読めないのはとても残念だ。

    この作者は、他者を愛おしく思う気持ちの描写がうまいと常々思っていたが、最終巻でやっと玲雅と真澄が己の思いに素直になれてその真価も発揮できたというものだ。

    まんがとか、後日談とかいろいろおまけつきでなかなか楽しめる。
    特に、『鬼舞』とのコラボがあったのには驚いた。
    『鬼舞』のアイドル《畳》も登場してファンには嬉しいかぎり。

  • 7巻から連続して一気に読むことをおすすめ
    本編詳細は割愛。本編は、8巻の半分で終わります。

    幸せを見つけてくれて大満足のエピローグ。
    母親相手に今更の赤ちゃんプレイに、吹きだすような、楽しく幸せそうな雰囲気で笑わせてくれながらも、宮と和解し、実光を理解し許そうとする玲雅のラストの言葉は嬉しス。

    おまけの目次
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2900.html

  • 最終巻です。前巻からの続きの宮様との対決は3/5くらいで終わって、残りはおまけの短編とかまんがとかがあって、最後に近況報告の短編が入ってます。

    宮様は、予想していたとおり、宮様と玲雅が血縁関係にあって、玲雅も「託宣の子」でした。玲雅は宮様との対決では、いやにあっさり自分の体を手放してしまってて、「え!真澄のことはいいの?」って感じでしたけど、離ればなれになってた真澄の元にいうには、この設定は必要だったのかな?

    最終的には、帳尻合わせな感じがしないでもないですけど、宮様とも和解し、真澄と玲雅も結婚ってことみたいなんで、タイトルどおり、大団円ってところでしょうか。

    ただ、結婚しても昼間は真澄で、夜は真子でいて欲しいって、ちょっと我が儘すぎませんか?玲雅さん。陰陽寮のみなさまにはばれていないみたいですけど、このままだと真子と結婚しながら、真澄とも付き合ってるって、両刀遣いの汚名がつきそうな感じがしました(^^ゞ

    あと、宮様と郁子様のその後も見たかったです。あれだけダークな宮様が郁子様の前にタジタジになってるの意外とよかったんだけどなぁ。
    おまけまんがより、そっちの方がよかったです。

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著者プロフィール

藍川竜樹(あいかわ・たつき)
兵庫県出身。2011年度ロマン大賞を受賞した『ひみつの陰陽師』で作家デビュー。
著書に『龍仁庵のおもてなし 龍神様と捨て猫カフェはじめました』(三交社)、『孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい―呪いまみれの契約婚約はじめました―』(一迅社)などがある。

「2021年 『古器旧物保存方つくも神蒐集録 ~わけあって交渉人の助手になりました~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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