火輪の王国〈前編〉 (コバルト文庫―炎の蜃気楼〈15〉)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086140263

感想・レビュー・書評

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  • 炎の蜃気楼15

    おー、おもしろい!

    なんか、ここにきて、加速度的におもしろくなってきた!

    これ、タイムリーに読んでいた人たちどうしてたんだろ?次の巻がでるまで、悶絶の苦しみだったんじゃない?

    その点、全巻完結してから読むとすぐに次の巻が読めて幸せである。



    開崎と高耶、ふつーーーーに逢引してたね。おまえらもうくっついてしまえ。

    あと、小太郎が高耶をくどくの失敗してて笑えた。だから、お前は受だって。君に攻は無理だと思うぞ。


    正直、開崎と色部の屁理屈問答は理解できなかった(難しくてついていけない)。想い想われでいいんじゃないの?400年も生きているといろいろ屁理屈こねないとくっつけないの?おじーちゃんたちって、難しい生き物ね。

    加藤清正、かっこいいなあ!高耶も!!


    最後、新上杉軍の大将が直江信綱って出て、風呂場(湯船につかりながら読んでた)で「ふおおおおおおおおお」ってなった(変な声出た)。

    そうきたか!

    おもしろいなーーー、これ。ほんと、信綱が大将だなんて、ワクワクする。

    この作家さんは、すごいな。世界観がしっかりできていて、ほれぼれする。

    まだしばらくこの世界観にどっぷりひたっていようと思う。

    全40巻っていうから、まだあと25巻も楽しめるんだよね?まだ半分も来ていない。それがこんなに嬉しいとは。

  • 学生時代にめちゃくちゃはまっていたシリーズ完結!ということで、久しぶりに読み返しています。

  • 20年越しに読み進めた。
    このシリーズがあと残り4冊続くという事で、巻数の多さに昔は挫折したが、今回は一気に読めそうだ。

  • 熊本の古城高校にそれぞれ生徒・教師として忍び込んだ高耶と千秋。換生者の生徒会長が支配している。
    立入禁止の体育館の工事業者として来た開崎誠に大友宗鱗勢であることを教えられる。
    加藤清正の換生者、根津から大友は生徒は蛇蠱の卵を体内に埋められて孵化し始めていること、《黄金蛇頭》を探していることを告げられたとき、下間頼竜の攻撃を受けたが無翼天使たちに助けられる。
    大友勢は新冥界上杉軍と同盟を組むことにする。

    小太郎が健気だなあ‥‥もうそこまで真面目にやらなくてもいいのに、それで傷ついちゃうのが可哀相で‥‥
    何はともかくとりあえず。千秋先生。

  • なんと高校生になるとは。
    一歳しか違わないのに生徒と先生として、同時に高耶と千秋が潜り込むなんて
    ちょっと荒っぽすぎるのでは。
    気づかれて当然というか、気づかない方が可笑しい。

    まほろばの龍神の頃の高耶&千秋コンビは好きなのだが、
    千秋が気遣ってしまうというのは高耶の状態が尋常ではないということで。
    あの時とは事情が違うので軽快さが少なくて残念。

  • 高耶と千秋がセットで高校に入り込む。
    九州編。宗教も絡んできていろいろ複雑になっていく感じ。

  • 高耶さんが高校生っ!
    千秋が数学の先生っ!!
    …という美味しい設定もありつつ、事態は厳しいです。
    景虎さまにチョーク投げつけたいがために、ダーツで練習するちーさま最高です。
    自分は関係ないって素振りをみせながらも、小太郎から高耶さんを引き離すために側を離れない千秋ほんとにかっこいい。いい人すぎる。

    精神疲弊も最高潮なはずなのに、開崎の言葉のおかげで立ち向かおう前を向こうとしてる景虎さまのひたむきな強さに涙涙でした。

    有名な熊本城不開門はこの巻だったんだなあ。
    高耶さんはもうすっかり開崎氏に心奪われちゃってます、ね。
    姿形が違ってても、高耶さんはやっぱりあの人のことを愛してしまうってことなのかな。

    そんな開崎氏と色部さんの会話もすごく興味深かった。
    重い。この人たちの400年重すぎる。

    古城高校に集まった九州の戦国武将たち、まだまだ先は長いですね。
    新たな不穏分子も現れましたしね。
    謙信公への疑心暗鬼も最高潮です。

    それにしても、下間頼竜しつこいなあ!
    そして、小太郎不憫すぎる。

    「キスの仕方も、……忘れたのか」

    高耶さんんんん!!!!!!!!

  • 熊本。加藤清正とか大友宗麟とか

    高耶さんが過去や直江との関係を自問自答する章。高耶さんが学ラン~!千秋が数学の先生~!もうそれだけでおいしい。それにしても小太郎すら籠絡させる高耶さんの性的魅力はんぱない。

  • 火輪の王国一冊目~。
    高耶さんが高校に生徒として潜入しています。もう19歳なのに…
    開崎さんと色部さんがぐるぐる語り合ってますが、やっぱり直…開崎さん前より丸くなった?
    小太郎が必死に直江さんになろうと努力している様が涙を誘います。高耶さん…小太郎でもいいじゃないか!なんだかまったくむくわれてないのがすごくかわいそう…。

  • 2011年2月18日読了。2011年22冊目。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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