なんて素敵にジャパネスク シリーズ(6) なんて素敵にジャパネスク 4 〈不倫編〉―新装版― (コバルト文庫)

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  • 集英社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086145947

感想・レビュー・書評

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  • ジャパネスク6巻目です。


    吉野であった守弥(もりや)の正体が高彬の乳兄弟だと知って驚く瑠璃姫。
    さらに、守弥と煌姫(あきひめ)がかつて手を組んで、瑠璃姫と高彬の仲を引き裂くべく画策していたという事実が明らかになる。

    真相を詳しく問いただすために、守弥を呼びつけるが、そこに鬼のような形相をした高彬が乗り込んできた。
    瑠璃姫が男と密会していると投げ文があったらしい…。



    この巻の見所は高彬の嫉妬狂いぶりですね。
    愛妻に手を出した男を切り捨てるべく小太刀持参で駆けつけるほど。

    いつものほほんと穏やかな高彬が本気でブチ切れたら、誰よりも恐ろしいんですね。
    普段はお尻にしかれまくり夫なのに、このときばかりは瑠璃姫も恐れおののいていた、笑。


    なんとか誤解を解いたものの、一度嫉妬に火がついた高彬は誰にも止められません。
    何かと瑠璃姫を疑うようになってしまった!

    それもそのはず帥の宮(そちのみや)がチクチクと高彬の夫としてのプライドを突付いていたからなんだな。
    帥の宮は、また名前だけ出演。

    この高彬・嫉妬小太刀事件で、相当怖い思いをした瑠璃姫は、その元凶の一つである帥の宮の顔を拝んでやろうじゃないの!と決意する。


    そうそう!あとこの巻では髪をおろした高彬が見れます。
    普段はまとめてることが多いだけに必見♪

著者プロフィール

氷室冴子(ひむろ・さえこ)
1957年、北海道岩見沢市生まれ。 1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した『クララ白書』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』シリーズや、『レディ・アンをさがして』『いもうと物語』、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など多数の小説作品がある。ほか、エッセイに『冴子の東京物語』『冴子の母娘草』『ホンの幸せ』など。 2008年、逝去。

「2021年 『新版 いっぱしの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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