花街恋夜 (四龍島シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086146081

感想・レビュー・書評

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  • 表題作より「遠里」が好き。
    万里と遠里の分かりにくい兄弟愛。不器用だなぁ。
    「花街恋夜」は愛鈴ちゃんが切ない。羅漢…。

  •  一つ目はBLではない話。
     今年から春を売ることが決まっている娼妓の恋の話。
     飛をだしにしたものの実は、相手は羅漢で――
     なんというか、彼女の心根がまっすぐなのが伝わってきて、なかなかに読んでて面白かったです。

     自分の初恋にどうやってけりをつけるのか、きちんと考えて行動した彼女はそれはそれで偉いなー……と思いました。
     それにしても、羅漢もこんなにいい人がいるんだから、そんなに鈍感でいないでもうちょっと気がついてあげればいいのに、とは思わなくもないです。

     そしてもう一つが、万里の弟・遠里の話。
     まぁ、弟の話と言っても万里の弟なので、万里の過去の話も多分に盛り込まれています。
     どうして万里がそういう風になってしまったのか、弟はどんな人なのか、書かれていて、少し万里を理解する上ではいい話でした。

     最後が作者さんとイラストレーターさんのスペシャル対談。
     これは説明するよりも読んでもらったほうがいいと思うので、ご自身で読んでください。

     なんだか、この巻に関してはBLというよりは他のものだったような気がしますが。
     たまにはこんな話もいいかと思います。

  • 初版・1999年7月10日

  • 番外編2本。
    失踪したはずの名の知れた娼館の娘・愛鈴が、飛のもとにやって来て「側に置いてほしい」と言う。金でとある家に嫁に行くはずだった愛鈴は髪を切り、1日だけ花路の仲間になる。

    万里の過去のお話。正妻の子万里と、妾の子遠里。
    万里は自由奔放な遠里を羨んでいた。父母が亡くなり二人で白龍で生きてきたが、万里は故郷に帰ることになり・・・。

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