- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086146371
作品紹介・あらすじ
カドリア国。ここでは、銀の鳥プラナカーナは魔の使いとされている。アズバドル村の、「聖老」の家で暮らす16歳の少女・シャナ。彼女は幼い頃親と死別し、銀色の狼・リュグドに育てられた-。村に新しい神官が赴任してきた。村人たちは「プラナカーナの化身が来た」と騒ぎ立てていた。新しい神官・イーグは、リュグドと同じ銀色の髪の青年だった!シャナとイーグ、運命の出会い。'98年度ノベル大賞受賞作家、文庫デビュー作。
感想・レビュー・書評
-
電子化を予定して、再読開始。
途中から読んで無いけど、全部揃ってる……はず。
やっぱり最初の話は盛り沢山だわ。
こんなに続くとは思ってなかった。
そして、初単行本。一所懸命で、まだ青い感じ。
実はこの方の読者審査員やってました。
---
1冊目。
続くかどうかも分からないので、綺麗に1話完結。
これだけの設定、1冊じゃ勿体無いな、多分続くな、と思っていた。
好きなキャラはもちろんドゥール。あの素直じゃないところが魅力。
で、強い女性が好きなので、やっぱりシャナはツボにぴったり。
あと、マハラもいい味出し過ぎ(笑)
平和な村に、強烈な異邦人登場→主人公巻き込まれる→カップル成立。
そういえば、ここで既にカップルになってたんだった。
続く予定が最初から立ってたなら、もっと恋愛面もゆっくりだったのかな?
なにはともあれ、わりと怒濤の1冊。
狼憑きの娘シャナ(17)と、銀の託宣を受けたイーグとドゥール(22)が出会い、
全てが始まる。
首都から来た美貌の祭司・イーグは、真逆の心を持て余し、身体が二つに分かたれていた。
追いかけてきたもう一人の自分・ドゥールに追い詰められるが、
シャナの命と引き換えに難を逃れる。
その死によって彼女を愛していることに気付いたイーグ。
そして起こる奇跡―――黄金の鳥・パリシエの力により、蘇生するシャナ。
そこには、もう、分身は居なかった。
一方、イーグとドゥールを一つにし、銀の鳥・プラナカーナの化身とさせようと目論む、
美しい僧侶・ガルーダ。その実は彼らの父親・王弟キルグスの魂。
冥府より蘇り、肉体を奪い、ムハク・ガロの神官時代の名を名乗る。
その目論見を体を張って防いだのは、銀の託宣を授けた、ムハク・ガロその人だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幼い頃、盗賊に家族や仲間を皆殺しにされて以来、銀狼に育てられる。
16歳になったシャナは、縁あって里の村の自警団に加わり暮らすようになった。
そこに、首都からはるばる村にやってきた青年イーグは、碧眼に銀色の髪をしており、
銀は不吉な色として村人から歓迎されなかったが、シャナだけは銀の髪を美しいと言った。
主人公や、それに関わる登場人物が美男美女で、その素性も実は高貴な生まれという、いかにも物語っぽい物でありますが
読み出すと面白いです。続きが読みたくて仕方なくなります。 -
3冊目から読み始めたので最初は分裂してた事に驚いた巻
でも切ない 面白かった -
『汝』シリーズ
中学校のときに読み始めて、最近最終巻が出てたんですけど。
放置してたんですよね。読んでると憎しみがわいてくるんですよ、王様に。笑
終わったのを機に、全巻そろえてみました。憧れの大人がいですよ。
-
デビュー作だそうで、話の内容は思っていたより面白かったけど、ちょっと場面がイキナリ飛んだりして読みづらいところもあり。銀狼に育てられたシャナと凶兆の銀の鳥のような風貌をした司祭の出会い。ある日司祭イーグにそっくりな男がやってくる。
-
いつか読もう、と思って買ってから8年以上が経過していた・・・。もう読まないよなあ、売っちゃおうかなあなどと考えながら、パラリと最初のほうを読んでみたら、面白い。どうしよう。というわけで売り飛ばすのはしばし保留。シリーズ読破めざして頑張ります。(シリーズの他の本も本棚の中で積読中だったりする)
-
汝、〜のシリーズは途中までしか中学校の図書室になかったけど、ある分は借りてて、高校3年になってたまたまその話を友達にしたら持ってたから最後まで借りました。
やっぱり物語は読み切っちゃわないとすっきりしないね。 -
汝シリーズ第一作め。
ヒロイックものとしては王道だと思います。
小さな村から始まったのにどんどん規模がでかくなっていく話は大好物です。 -
強い女性が好きです。
自分を持ってる女性が好きです。
できればアズバドル村でずっと生活させてあげたかったわ。 -
とりあえず、壮大な物語のプロローグといった感じ。でも、イーグとドゥールは同一人物なのに、声の質が違くなっちゃうのよね〜。
20050309:読了