- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086306331
感想・レビュー・書評
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設定としては萩尾望都の「11人いる」を思い出した。
6人の本物と1人の偽者…。
全員を疑いたくなる、とても巧みな文章。
最後偽者がわかるのに、「え!?」ってなる展開。
続きを読まなくては…とすぐに本屋に買いに行ってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
160521読了。
文章力なのか構成力なのか、状況設定は面白いが、ずさんなご都合主義が、多い気がする。 -
設定が良い。
「封印が解かれた魔神を再度封印するべく、選ばれた六人の勇者が戦う」という王道ファンタジー要素と、「六人に混じった七人目の偽物を探す」というミステリー要素のランデブーである。
まぁミステリーといっても推理可能とは言いがたいので読むミステリーではあるが。
七人目をこの巻だけで解いて、何なら一冊で完結できるプロットであるのに最後にもう一度、七人目(つまり八人目)が出てくるっていうのは中々秀逸。
この時点で何処まで設定していたのか分からないが、八人目(今後の「七人目」)の正体が分かるところまでの設定を作り込んでいたのだろうか。
多分違うと思うが、中々である。以下、続刊のレビューで。
正直文章は上手いとは言いがたいが、慣れれば慣れる。
ラノベだと思えば、寧ろそこよりも男が約半分いるというキャラ配分の方が目立つかも。 -
アニメがものすごくおもしろかったから書籍も買った。書籍だとアニメとは違って七人目の視点が時々入っているんだね。個人的には犯人視点はない方が好きだけど、話そのものがおもしろいことには変わりない。この作品には、ラノベにありがちな、胸ばっかりの女性や、いらいらさせられるほど乱暴な言動の女性がもてもてだったり、などの展開がなくてうれしい。過度な男性向けお色気シーンがないことは好感度高。
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ライトノベルミステリ投票の、ベスト3くらいは読んでみようシリーズ第四弾。やっと第2位の「六花の勇者」を借りれた。わりと新しい作品で、最近テレビアニメ化もされたらしく、長らく順番待ちだった。ライトだけど、たしかにミステリ風味が濃い。「絶対6人でなければならない勇者がなぜ7人なのか?」「どうやって密室で結界を起動できたのか?」ルフィ並みに元気で前向きな主人公。必殺技も性格もくっきり違う最強戦士たち。7人中4人が女性というのも、いつも紅一点のゴレンジャー時代とは大違い。神に選ばれし勇者たちが力を合わせて悪を倒すっていう少年JUMPな設定なのに、話はそこまでですかっ!ていう驚きと、ロジカルな謎の解明のギャップが楽しい。伏線が少ないし、後出しも多いから、ミステリとしては雑なんだけど、無駄のないプロットで一気に読ませる愛と勇気の王道ファンタジーだ。
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「勇者は六人なのに七人いる」という斬新な(?)設定で、7人目の偽勇者を捜すストーリー。
ファンタジーと犯人探しの要素で、読み進めやすい話でした。 -
アニメでハマり思わず購入。
途中まではアニメで見ていたので流し読みでしたが、名探偵、皆を集めてさてといい、という感じでミステリの形を踏襲していて良かった。それまでにアドレットは大変なことになってたけど。
かなり序盤の言動が伏線になっていて、なるほどな、と思わされた。
TRPGをやってるとファンタジーで推理ものというのは1度は挑戦してみたい題材なのでそういう意味でも興味深かった。