六花の勇者 (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1099
感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086306331

作品紹介・あらすじ

闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。その直後、霧幻結界が作動し、七人全員が森に閉じ込められてしまう。七人のうち誰かひとりが敵であることに気づいた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。そして、その嫌疑がまっさきにかかったのはアドレットで-。伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、堂々始動。

感想・レビュー・書評

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  • 何年かの「このラノベがすごい!」で載ってたのだっけか?
    確かに面白い。ミステリーですね。
    この後も何冊も出てるんだけど、内容どうなってるんだろう??気になる。

    2022.11追記!!
    今さら知ったけど、このシリーズ謎の打ち切りで完結してないらしい…。ざっと見た評価によると一部の謎は解決して止まっているようなのでまぁ既刊(6巻)まで読むか~。全体の流れが気になる小説というよりも、各巻での謎解きを楽しむ話だと思うので…

  • アニメから原作が気になって。アニメではわからない心理描写などがしっかりあって、読んでいて楽しかった。
    「人類を守るため魔神、凶魔を倒すのが目的」なのに、そこに「勇者の中に偽者がいて、仲間同士での戦いになる」という展開を入れてきたのが斬新。魔神の領地、魔哭領にすら入る前にあれだけの戦いをしていて、この先が気になる。
    主人公アドレットは、最初は自分で地上最強と常に言っているため、自分の中では好きも嫌いもなく、良く言えばニュートラルな、悪く言えばあまり興味のないキャラだったが、背景を知るとかなり好印象になれ好きになった。
    ラノベだけど、ごりごりのベタなラノベ感はない。そっちはあまり好きじゃないのでよかった。

  • アニメの六花の勇者を見て終わり方がとても気になる感じだったのだが一向に2期が始まらないので原作を読み進めることにした。
    ファンタジー世界を舞台にしたミステリーとなると実際なんでもありになるので話を作るのが難しそうというイメージがあったが、前提条件を事前に確認しながら話が進むのでミステリーとして成立していた。
    登場人物それぞれキャラが濃く魅力があり、かつ誰もが犯人の可能性を持って最後まで進むのでノンストップで読めた。
    解決の持ってき方も一気にがんがん伏線を回収しながら解決するので気持ちよかった。そして次巻に繋がる新たな問題提起がとんでもない感じなのもまた良かった。

  • 表紙にかっちり題名置けるが印象的
    7人いる!なミステリ展開のゲーム的ファンタジー舞台でバトルもの
    「バトル」「ゲーム」「ミステリ」は
    「知的(頭脳)」「競技」などを加え混ぜ合わせると区別つかないかもしれない
    前作『戦う司書』と比べてあんまり代わりばえしない感じ
    ライトノベルとしてはキャラクタ小説として弱いと思う
    ヒロインとか真犯人とかもっと明瞭で(というのも曖昧か)良いのでは
    もうひとつ合わない作品作者さんである

  • ライトノベル

  • 魔神が目覚める時、六人の勇者が
    神によって選ばれる。

    どうしても『勇者』になりたかった主人公は
    勝つために手段を選ばない戦法。
    でもこれって大事ではないでしょうか?
    野生動物に向かって、礼儀正しく正面からこい、とは
    誰も言わないのと同じように。

    去年の優勝者たるお姫様と、復活阻止のために移動。
    その間にべつの勇者と合流し、姫様も別の勇者を。
    なのに勇者が7人ってどういう事? ですが
    それよりも勇者の印は、どうやってねつ造できる?
    刺青でもなさそうですし、その原理はさっぱりです。
    いつか、それも出てくるのでしょうか?

    7人目の台詞ではないですが、主人公はかなり
    熱血バカっぽい感じです。
    即座にどうにかできそうな感じではありました。
    が、イメージと本人はまた別。
    情熱が言動になっている人こそ、底が見えなくて
    手におえない行動をするものです。

    動きながら、命を狙われながら、の推理。
    ものすごくハラハラしましたが、一難去ってまた一難。
    今度は、誰ですか?

  • 冒頭から引き込まれる作品。ファンタジーの流れのなかで自然とミステリへと繋がるストーリーは秀逸。また手堅くミステリをしていると思う。ただ一つ気に食わないのはミステリで大事なところをファンタジーとし流してしまったところか。読者にはしっかり提示されているので物語のキズにはならないだろうが、少し気になった。

  • 6人の勇者がそれぞれ個性的で特にチャモの攻撃には驚かされました。ストーリーでは7人目の勇者についてここまでひっぱるか!と正直思いましたがタイトル通りそれがキモなんですね。

  • この中に1人、偽物がいる!
     魔物退治に選ばれし勇者は6人、だが集まったのは7人の勇者。しかも、何者かが結界を作動させて森の中に閉じ込められてしまった。
     裏切り者が誰かを捜すコンゲームです。腹の探り合いで緊張感が続く展開は個人的に苦手なのですが、ファンタジーとの組み合わせでうまい具合に中和してくれました。ミステリとしては、密室トリックの大枠はまずまずでしたが、周辺の伏線の甘さが気になりますし、犯人のツキのなさから犯行が露呈されてしまうのがナンセンスです。また、勇者の証である紋章に関する扱いに疑問点がありました(2巻以降で補足するとの情報有り)。
     1巻で決着が付くのかよく分からず、購入に二の足を踏んでいましたが、犯人は明らかになるのでご安心を。

  • アニメ数話観て、原作の方が面白いとの情報が入り視聴切って、原作読み始めた。ファンタジーでミステリーと珍しい切り口。伏線は「違和感を感じるがわからなかった」的な記述がありわかりやすいが、推理して7人目を当てるのは厳しい。翻弄され続けて、答えが知りたくて一気に読んでしまう感じ。

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