- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086307451
作品紹介・あらすじ
六花の勇者たちは、「黒の徒花」と呼ばれる聖具が、「七人目」に関する重大な手掛かりであると知る。アドレットはその正体を暴くことを決意するのだが、今度はロロニアが疑惑を生む言動を始める。
感想・レビュー・書評
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相変わらずのどんでん返しっぷり。
最初は「まあなんだかんだ言ってもなんとかなるはず」と思って読んでいても、どんどん状況が絶望的になって、「ほ、本当に大丈夫…?」ってハラハラ感がすごい。
伏線があったから「合図」はなんとなく見当がついてたけど、やっぱりぐっと来た。
そしてどうなる次巻。 -
ライトノベル
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この巻は、話が中途半端な終わり方だったので読後はあまりすっきりしない感じでした。次巻に期待したいと思います。全体としては、伏線が多く、ファンタジーには珍しいミステリー要素があって面白い小説だと思います。
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4巻でメインに据えられるのはロロニア。
というよりは屍兵の方かな。
敵方の切り札、「黒の徒花」の正体を探る巻。
といっても、別にそれを推理しようという話ではない。
この辺りの謎は常に、七人目は誰だ、である。
ここで彼が登場するというのは出来過ぎではあるが、ライナを使うのは良かったかもな。
この巻以降のアドレットの行動の異常性の根拠になる。 -
七人の勇者の中に、一人裏切り者がいる状態での敵との闘い。いつまでも判明しない七人目が、六花の勇者をユニークな冒険にし続けてる。3組に分裂した敵の1組と同盟したものの、もちろん信用はできない。しかもリーダーのアドレッドが、かなり疑われる立場になってて、もう敵も味方もなんじゃらほい。今回の主役は、頭も顔もあんまり良くなく、性格も卑屈なロロニア・マンチェッタ。RPG的には回復魔法系で、牛の鎧にめがねっ娘という地味な存在。最近のラノベではマストと言われてるツンデレ美少女に頼らない作風はまことに貴重。大野六花ちゃん、応援してます。