- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086800846
作品紹介・あらすじ
妄想大好きな、平凡な女子社員の木絵。社内の憧れの存在・高台光正から食事に誘われ、とんとん拍子にお付き合い開始。実は光正は、人間の心が読めるテレパスで!? 大人気コミック原作の映画を小説化!
感想・レビュー・書評
-
やはり映画は映像で見るべき。
小説ではあまり惹かれる所がなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前観に行った映画の宣伝映像で気になり、ノベライズされているのを見かけて購入。あの長い映像を、こんな薄い一冊にまとめられているから、多分全ては書かれていないんだろうなーとは思いつつ、読むと面白く、止まらなくなってしまった。ただ、文章だと場面転換が急でコロコロ変わってしまっているイメージ。映像だとそんなこともないのだろうか。それともノベライズする際、影響がない、そういう部分の描写を外したのか。しかし、物語自体難しいものではなく、サクサク読めた。主人公の妄想もとても面白い。
-
綾瀬はるかが超絶美しいながらもピュアで唯一無二。そして久々にエロくない斎藤工(褒めてる)。もう一回みたいな〜と思わせてくれるいいお話でした。
(@ユナイテッドシネマ豊洲) -
人の心が読める一族と妄想癖のある女の子の物語。
友人が面白いよと話していて気になっていた1冊。貸してもらって読んでみたら・・・これは、相当おもしろい。
それでいて物語が進むにつれてちょっと考えさせられたりして。
原作は漫画で、それが映画化されて、本書はその映画のノベライズ。
とにもかくにも、主人公である木絵の妄想がぶっとんでいて、本当に面白いんですよね。突然に妄想が始まるし。
以下、引用。
(どうしよう。エレベーター、突然止まったりしたら…)
人は緊張に晒されるとストレスを緩和するために脳から変な物質が出るらしい。木絵の場合はたぶんそれが顕著なのだ。
(そう。このビルは既に占領されていて……エレベーターが止まるのは、もちろんダドリー卿の仕業なの)
7階に行くはずのエレベーターは突然、途中の階でガクンという衝撃とともに緊急停止した。驚いて立ち尽くす二人の目の前でゆっくりと扉がスライドして開くと、目の前にあったのは真っ白な逆光の中に佇むダドリー卿と、ロープでぐるぐるに縛られた上に彼に銃を突きつけられている脇田課長の姿だった!(脇田課長は1人二役)
…とか!
もう、頭の中で一体どんな世界を繰り広げてるの!と、こちらまでにやにやしちゃう。
人の心の中が読めたら生きにくいでしょうねぇ。
でも同時に、自分の心を読まれても相手と添い遂げられたら、それってものすごく素晴らしいことだな、とも思います。
口に出す言葉を取捨選択していてすら、相手を傷つけてしまうので、すべてダダ漏れだったら…と想像するだけで恐ろしい。読む側にも、読まれる側にもなりたくない。けど、どちらであっても凛と生きれるだけの強さが得られたら相当にカッコいい。。。
ノベライズでもこれだけ楽しいのだから、映像で見たらまた違った魅力がありそうですね。自分でノベライズを手にすることはあまりないので、貸してもらえて読めてよかったです。