カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800891

感想・レビュー・書評

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  • 短編3作品、という感じ。
    設定は好きな感じだけれど、全体一編で読みたい作品だったかな。
    盛り上がる前にあっさり解決してしまう流れだから、本当に呆気なくて勿体無い。
    香澄も朧(=鬼)もキャラ的にも面白いと思うから、話の構成は変わらないとしても、続編は読んでみたい。

    表紙絵のTHORES様が素敵な人物像にしているし、これで終わってしまうのは勿体無いよ。

  • 表紙のイラストの耽美な雰囲気に惹かれて購入。

    美しいもの綺麗なものに心ひかれない少女カスミと
    彼女に使役されることとなった悪路王オボロのお話。

    全体的になんともいえない暗い雰囲気が漂ってます。
    バットエンドというわけでもないですが、
    グッドエンド、というわけでもないようです…

    人の醜さ、家に縛られる女が秘めた熱情、恨みつらみ、鬼と女はおそろしや…

    全体的にまさしく「鬼と女とは人に見えぬぞよき」

  • 丸木さんの作品にしては後味すっきり(うーん、これは褒めてないよ)
    もっとドロドロだと思って読んだんですが、朧も香澄もチョロイと思ってしまった私。
    続き出るのなら、トラウマできるぐらいの勢いでやってしまってくださいと思う私が問題かなぁ~。
    でも、まあ、虎屋の羊羹につられる鬼だしなぁ。
    面白いのは面白かったんですけどね。

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著者プロフィール

埼玉県出身。BL、乙女小説、ゲームシナリオを中心にジャンルを跨いで幅広く活動中。近刊は、『双囚 ふたりの姫は愛獄に堕とされる』 (KADOKAWAジュエル文庫) など。

「2021年 『フェロモン探偵 花嫁になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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