契約結婚はじめました。 2 ~椿屋敷の偽夫婦~ (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2017年11月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086801560
感想・レビュー・書評
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やっぱりライトノベルは良いね。しかも恋愛もの。恋愛が始まった頃の初々しい感じが最高です!次巻も楽しみです!
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相変わらずごお知り合いから相談事を持ち込まれて解決する話です。その中に妻の香澄さんのちょっとしたモヤモヤや、夫の柊一さんのモヤモヤが織り交ぜられ、契約結婚ではあるけれど、そろそろ気持ちの変化に気がつくのか?とやきもきさせられます。
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椿を植えたい娘と、植えて欲しくない父親のお話。
黄色い椿があるのかと尋ねる老婦人のお話。
かつて付き合っていたという女性から、家に入った空き巣の件で相談を受けるお話。
柊一の弟の檀の番外編的なお話。 -
庭に椿しか植えられていない築六十年の屋敷に住まう、一組の偽装夫婦を描いた物語だ。
それぞれの事情から契約結婚をした柊一と香澄のもとに、次々と寄せられる椿にまつわる小さな謎たち。
亡くなった母親の思い出の椿を植えたいと願いそれを拒絶する父親に怒る少女、亡夫が作ろうとしていた黄色い椿の存在を探す老女。
謎解きの向こうには人の思いがあって、その思いに触れるごとに柊一と香澄の距離が縮まっていく。
もどかしくも微笑ましい、なんともつつましやかで可愛らしいラブストーリーになるのだろう、と予感しながら読み進めた。
一巻同様、後半には椿屋敷の隣に建つアパート「すみれ荘」を舞台にした柊一の弟・檀のこちらもなんとももどかしい拙い恋が描かれていて楽しい。
設定としては若干現実的ではない事柄がちょこちょこと出てくるのだけれど、それもこの物語のよりフィクションめいたところかなと思う。 -
2巻になって、ようやく登場人物達の気持ちが動き始めたかな?これからどうなっていくか、楽しみ。
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シリーズ2作目。
良いですね〜ほのぼの、時にキュン。
こういった優しいお話大好きです。
日常の謎的な部分もあり、好きです! -
1冊目と変わらず面白い。椿の話が普通に面白いし、恋愛模様も続きが気になる。一旦ここまでしか購入してなかったので、続きそのうち買おうと思うぐらいには好みだった。
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2023.3.22 読了。
椿屋敷シリーズ第2弾。
椿屋敷の主・柊一に盛んにお見合いを勧めていた母の美幸が来訪するも香澄との結婚には反対していなかった。柊一と香澄は椿屋敷に次々と持ち込まれる知り合いの問題を解決していく。
シリーズ1作目で契約結婚の馴れ初め(?)はほぼ書かれていたので2作目は探偵風のミステリー色が1作目より強くなったかなと感じた。柊一と香澄さんの空気感が好ましくそれを見守る椿屋敷の語りにもほっこり。
気分をフラットにしていたい時に優しい気分で読みたい小説。
椿屋敷に訪れる人々の抱える問題は決して小さいとは思わないが基本的な生活基盤は整った上での心配事という感覚もあり皆が素直に正直になれば問題にはならないのかなとも感じたし、生死に関わるようなドロドロした小説ではない分ファンタジー感が少しある。
クルミッ子?と思わせるお菓子も登場!椿屋敷のあるところはどこだろう?東京に日帰りできる範囲の場所なので関東かな?なんて想像したりして楽しんで読みました!
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お互いの利害が一致して結婚した偽装夫婦の柊一と香澄。二人が暮らす古屋敷が語る物語。偽の夫婦として一定の距離があった柊一と香澄が、お互い少なからず想っているその好意が、周りにはダダ漏れなのにお互いは気付かず、そのどうしようもない二人の仲睦まじさがによによする。それを、語り部の家が「壁がむずむずする」と家の視点で表現するのが新鮮で楽しい。訪ねてきたお客さんが柊一の元カノと第三者から知らされて香澄がショックを受けたり、香澄の兄のような存在だけど香澄を想う晶紀に柊一が無意識の宣戦布告をしていたりするが、全体的にほっこりとあたたかく、かわいらしい物語。裏手のすみれ荘が語るすみれ荘の面々のお話もニヤニヤする。
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あま! ずっぱ! い!! (笑)
下鴨アンティークより甘酸っぱさが濃くて、わたしは好き。
そして
「このくらいゆとりある、きちんとした生活を送りたいよな…」
と、思うのも同じ。笑
忙しいを言い訳にがさつに生きすぎてる自分をいましめるためにも、定期的に読むべきかも。