Bの戦場 4 さいたま新都心ブライダル課の慈愛 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086801829

作品紹介・あらすじ

“絶世のブス"ながらウェディングプランナーとして活躍する北條香澄。就活のため居候している弟の芳輝が、帰郷前に自分の彼女を呼ぶことに。ところが彼女が久世課長に興味を持ったようで……!?

感想・レビュー・書評

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  • 安定に面白い。
    本当に色々な方がお客様としてやってくるし
    そんなのあり?みたいな言い分もかましてくる。
    けど最後は分かりあって佳き日を迎えて
    それにまたウルッとしてしまう。

    お仕事小説ではあるけれど
    課長との関係も見所な作品。

  • 今回も、ヒロイン香澄がウェディングプランナーとして勤務する「ルミエ新都心ホテル、ブライダルサロン」でのハプニングが次々と描かれている。
    サロンには様々な問題を抱えたお客様たち(カップルと家族や友人)がやってくる。
    香澄はそのお客様たちに、心に残る幸せな結婚式をしてもらいたい。と、真剣な思いで関わっていく。
    4巻目ともなると、少しマンネリではあるが、ついつい熱い思いで読んでしまう。
    久世課長と香澄の関係も少し進展。

  • “絶世のブ”ながらウェディングプランナーとして活躍するわたし、北條香澄。就職活動のために居候していた弟の芳輝が、帰る前に彼女を呼ぶことに。それを知った久世課長が二人のために部屋を取り、芳輝に取り入る画策を始めた。課長と家族ぐるみのつきあいをするつもりのないわたしは慌てるが、その上芳輝の彼女が課長に興味を持ってしまったようで…!?
    結婚は、いつだって真剣勝負!

  • ようやく付き合いだした。

  • 今回のエピソード
    ・子持ち婚と小姑からの指摘とアドバイス
    ・ブライズメイド&アッシャーのいる結婚式
    ・和装の式を強要する親と式自体に乗り気ではない新婦


    子持ちの再婚って増えているんでしょうなぁ
    ま、僕の場合もそうだったわけだけれどもね
    うちの場合は、娘は当時5年生で友達と余興も披露してくれたし、親子3人でCIAに連行される火星人のような並びで階段から降りてきたりしたし、新郎新婦とその両父親の4人がスピーチでそれぞれの表現で子供について言及するという感じだったからなぁ

    祝いの席で子供が騒いだところで、微笑ましく見守ってやれば?と思う
    本文中でもあるように、結婚式で子供だからできる役割もあるし、何が失敗があっても所詮は子供の行動だぜ?
    ま、親としては子供に対する非難とそれに付随する自分への非難というのは避けられるなら避けたいわな

    あと、姻族からの言葉が殊更気になるというのも実体験としてよくわかる
    そんなもん、自分がちゃんとしていると思うんだったらそれでいいんじゃねぇの?とも思うけど、なかなかそうはいかないいんだよねー



    ブライズメイドというものは知らなかった
    ま、リア充が仲間内で本当に一緒に祝いたいという気持ちを持ってる人達同士だったらまぁ、いいんでしょうね
    でなければ普通に参列者として出席してもらうのが相手にも気を遣わせないし良いと思う
    このエピソードではそれが一度あらわになるわけだけれどもね

    それにしても、計算高い子は計算高いことを他の人に気づかせないというのが本当に恐ろしい
    ってか、それを見破ってるっぽい城ノ宮さんの観察力と洞察力がすごいんだろうな
    ま、計算に関してはオチは付いているのでそれはそれでよい


    親の立場としてのエピソードなぁ
    うちの娘も成人してるので、いつ相手が現れて結婚したいとか言い出してもおかしくないお年頃なわけで
    親としてはどんな相手だろうと娘が選んだ人なら無条件で受け入れる気ではいる
    ただ、娘への想いを形として表す必要性に関してはあんまり同意できないかな
    そんなもので表さなくても伝える方法はあると思うんだよね



    そして香澄さんと課長の恋の行方
    マジっすか(笑)

    まぁ、課長の愛情表現がおかしいだけで
    「ブスだから好き」ではなく「可愛く見えてきたけど好き」と言うことは、やはり課長の美的センスのズレって事じゃないのか?
    もう、意識の高いB専というのも違うと思うんだが?

  • 出会う人たちが自分の凝り固まった価値観を変えてくれることもある。
    誰かに認めてもらえることはとても安心する。
    歳を重ねると色んな事が気になって面倒な事も多くなるけど、価値観が変わるのは悪いことではないと思えた。

  • 一歩前進!!

  • 2019/02/22 読了。

    図書館から。

    弟君いいキャラしてるー。
    して、めぐっぺいいこだ。

  • いつも変態の久世課長が普通に恋するかっこかわいい男に見えてしまった…。いや、いいことなんですけど。香澄ちゃんの周りっていい人が集まってくるよね。弟も見る目あるよ。しかし、女友達って恐いわ~。あの状況を見抜けない香澄ちゃんって、やっぱり人がいいやらなんやら。

  • やんちゃな息子に手を焼き子育てに口を挟む彼の姉に疲れながら恋も大事にしたい母親は負担になっている子供の立場になってしまい苦しい。新婦の友人達のリア充肉食女子対立炸裂は仲直りしてもべたべたしたモヤモヤが残る。弟の彼女の上京と元令嬢の結婚で漸くいつもの安心感へ。久世とも今巻完結でも良いくらい綺麗な結末。

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著者プロフィール

ゆきた志旗(ゆきた しき)
埼玉に帰化した地方出身者。「Bの戦場」で2016年ノベル大賞を受賞し同作でデビュー、同作は代表作・人気シリーズ化した。

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