- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087203813
作品紹介・あらすじ
最大のライバルにして最も重要なパートナー、アメリカと中国。厳しい競争に勝ち、かつ共存するためには、相手を知ることが基本。好意でしたことが伝わらなかったり、誤解されたり、相手の思わぬリアクションにとまどうこともあるだろう。しかし、彼らの思考・行動を読み解く「基本文法」さえ知っていれば、語学は少々おぼつかなくても、自然にうまくつきあえるようになる。お金やキャリア、組織について、どのように考え、いかに行動するか-シリコンバレー、上海の駐在経験から著者が、豊富な例を挙げて分析・解説する。相手の頭と心の中を覗いて、その定石を活用しよう。
感想・レビュー・書評
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著者自身の経験を通して感じた、(特に仕事における)米国人、中国人、日本人の違いについて述べている。ものすごく単純化して言えば、それぞれ「基準を生み出し使う人」「圏子(機能ではなく、関係本位の仲間)をつくり使う人」「場を生み出し染まる人」というのがその原理となると言っているが、まあ言われてみればそうだろうなという率直な感想で、特に深い洞察があるとかそういうものではなかった。エピソードが中心で、新書の中でもさらに読み易い部類に入るので、電車などでさらりと読む分には良いかもしれない(僕は電車で読みました)。
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[ 内容 ]
相手の価値観さえわかれば、つきあい上手に!
お金やキャリア、組織についてどう考え、行動するか?
アメリカ人、中国人、日本人の思考・行動の基本文法を、豊富な例を挙げて分析、解説する。
日本人はこの文法(定石)をいかに生かすべきか。
[ 目次 ]
序章 アメリカ人と中国人と日本人の行動文法(アメリカ人の行動文法 基準(スタンダード)を自由に決めて守らせる-神様のおつもりか? 中国人の行動文法 一対一の関係で仲間(圏子)をつくる-あまりに人間的な? ほか)
第1章 お金とのつきあい方に表れる三つの国の国民性(アメリカ人の「カテバリッチ教」 中国人の「学歴圏金」 ほか)
第2章 キャリア観に表れる違い(アメリカンドリームとアメリカン大差 キャリアに命をかける中国人)
第3章 組織に表れる違い(アメリカ的職務、日本的慣れ、中国的コピー 事例からしか考えない中国人、事例を分解するアメリカ人 ほか)
第4章 日本企業・人としてどうするか?(和風ベースに、アメリカ式「基準」化と中国式「圏子」づくりを加える ソーシャルネットワーク論から学ぶ ほか)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
米中日国人のビジネス面での行動を表し、今後の日本企業の動き方を探る。
著者の言うとおり、過度の単純化・ステレオタイプ化で比較しているのでこうと決め付けるのは危険だし、国の違った評価もあるが、一定の参考にはなる。 -
日中米三国のビジネススタイルやビジネスマンの行動を比較し論じた一書。詳しくは<a href="http://d.hatena.ne.jp/rockfield/">こっち</a>に書いてあります。