鷲の人、龍の人、桜の人 米中日のビジネス行動原理 (集英社新書)

  • 集英社
3.31
  • (2)
  • (3)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087203813

作品紹介・あらすじ

最大のライバルにして最も重要なパートナー、アメリカと中国。厳しい競争に勝ち、かつ共存するためには、相手を知ることが基本。好意でしたことが伝わらなかったり、誤解されたり、相手の思わぬリアクションにとまどうこともあるだろう。しかし、彼らの思考・行動を読み解く「基本文法」さえ知っていれば、語学は少々おぼつかなくても、自然にうまくつきあえるようになる。お金やキャリア、組織について、どのように考え、いかに行動するか-シリコンバレー、上海の駐在経験から著者が、豊富な例を挙げて分析・解説する。相手の頭と心の中を覗いて、その定石を活用しよう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者自身の経験を通して感じた、(特に仕事における)米国人、中国人、日本人の違いについて述べている。ものすごく単純化して言えば、それぞれ「基準を生み出し使う人」「圏子(機能ではなく、関係本位の仲間)をつくり使う人」「場を生み出し染まる人」というのがその原理となると言っているが、まあ言われてみればそうだろうなという率直な感想で、特に深い洞察があるとかそういうものではなかった。エピソードが中心で、新書の中でもさらに読み易い部類に入るので、電車などでさらりと読む分には良いかもしれない(僕は電車で読みました)。

  • [ 内容 ]
    相手の価値観さえわかれば、つきあい上手に!
    お金やキャリア、組織についてどう考え、行動するか?
    アメリカ人、中国人、日本人の思考・行動の基本文法を、豊富な例を挙げて分析、解説する。
    日本人はこの文法(定石)をいかに生かすべきか。

    [ 目次 ]
    序章 アメリカ人と中国人と日本人の行動文法(アメリカ人の行動文法 基準(スタンダード)を自由に決めて守らせる-神様のおつもりか? 中国人の行動文法 一対一の関係で仲間(圏子)をつくる-あまりに人間的な? ほか)
    第1章 お金とのつきあい方に表れる三つの国の国民性(アメリカ人の「カテバリッチ教」 中国人の「学歴圏金」 ほか)
    第2章 キャリア観に表れる違い(アメリカンドリームとアメリカン大差 キャリアに命をかける中国人)
    第3章 組織に表れる違い(アメリカ的職務、日本的慣れ、中国的コピー 事例からしか考えない中国人、事例を分解するアメリカ人 ほか)
    第4章 日本企業・人としてどうするか?(和風ベースに、アメリカ式「基準」化と中国式「圏子」づくりを加える ソーシャルネットワーク論から学ぶ ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 米中日国人のビジネス面での行動を表し、今後の日本企業の動き方を探る。
    著者の言うとおり、過度の単純化・ステレオタイプ化で比較しているのでこうと決め付けるのは危険だし、国の違った評価もあるが、一定の参考にはなる。

  • 日中米三国のビジネススタイルやビジネスマンの行動を比較し論じた一書。詳しくは<a href="http://d.hatena.ne.jp/rockfield/">こっち</a>に書いてあります。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

キャメル・ヤマモト
ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社執行役員、東京工業大学大学院特任教授。
東京大学法学部卒業、オックスフォード大学セント・アントニー・カレッジ シニアアソシエイト・メンバー、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修了(異文化経営修士)。
外務省、外資系コンサルティング企業2社を経て現職。日本企業の組織・人材のグローバル化のための「まだらメソッド」を開発し、その導入・普及に取り組んでいる。著書に『グローバルリーダー開発シナリオ』(共著、日本経済新聞出版社)、『グローバル人材マネジメント論』(東洋経済新報社)、『「世界標準」の仕事術』『「世界水準」の思考法』(以上、日本実業出版社)、『稼ぐ人、安い人、余る人』(幻冬舎)などがある。DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー・オンラインで、「まだら模様で考えるグローバル人材論」を連載中。

「2016年 『プロフェッショナル リーダーシップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

キャメル・ヤマモトの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×