- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087203820
作品紹介・あらすじ
人間と同様に法人である会社も病気に罹ります。その病名は「ワンマン経営者」といい、会社は私物化され、破綻に追いやられます。さらに「ワンマン経営者」は会社を破綻させるだけでなく、その国の経済はもちろん、世界経済にまで悪影響を及ぼしたりします。本書では、会社誕生の原点にまでさかのぼり、会社という組織の抱える本質的な問題点を点検するとともに、欧米での「企業統治」の議論などにも目配りし、会社のこの病気への処方箋を探っていきます。
感想・レビュー・書評
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「ワンマン経営と企業統治」のサブタイトル。「ワンマン経営」が会社を死に至らせる、と言うのだが、何をワンマン経営と呼んでいるか、定義が曖昧と感じる。企業統治の歴史や事例の紹介は興味深いが、定義や議論の進め方など、全体に非科学的・非論理的な印象。
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[ 内容 ]
人間と同様に法人である会社も病気に罹ります。
その病名は「ワンマン経営者」といい、会社は私物化され、破綻に追いやられます。
さらに「ワンマン経営者」は会社を破綻させるだけでなく、その国の経済はもちろん、世界経済にまで悪影響を及ぼしたりします。
本書では、会社誕生の原点にまでさかのぼり、会社という組織の抱える本質的な問題点を点検するとともに、欧米での「企業統治」の議論などにも目配りし、会社のこの病気への処方箋を探っていきます。
[ 目次 ]
プロローグ 会社には病気がある
第1章 「死にいたる病」、それは「ワンマン経営者」
第2章 エンロン、ワールドコム、そしてライブドア
第3章 株式会社制度の現在-英米モデルと日本
第4章 株式会社の起源から点検する
第5章 準則主義の確立、専門経営者の登場
第6章 アダム・スミス、マルクス、ウェーバーの株式会社観
第7章 コーポレート・ガバナンスへの試行錯誤-米国のケース
第8章 “先進国”英国を襲った不祥事の嵐
第9章 大恐慌依頼の大改革、企業改革法
第10章 内部統制システムの構築
第11章 ドイツに及ぶ改革の波
第12章 迷走する日本の制度改革
エピローグ 株主、従業員、消費者の視点でチェック体制確立を
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著者が「コーポレートガバナンスについてこんなに勉強しました!」という内容で、タイトルとは一致していません。索引としては便利です。