現代アートを買おう! (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087205442

作品紹介・あらすじ

ごく普通のサラリーマンにもかかわらず、日本を代表する現代アート・コレクターの一人である宮津大輔が、アートの見方、買い方を指南する。その情熱と知識、センスで、海外、日本を問わず、数多くのアーティストやギャラリー、美術館から絶大な支持を得ている宮津が語る現代アートの買い方とは。アートのコレクションはお金持ちでなくても出来る。小遣いでも買え、それをすばらしいコレクションに育てるノウハウの全てを伝える。お金はないけれど好きな作家の作品を買いたい、と漠然と思っている人には、うってつけの一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 文章から情熱がこぼれ落ちている。
    普段意識しないアート。
    でも同じ時代にあるアート。
    そういった異なるものを結びつけてくれるような内容でした。
    意識や気持ちを新しい日常に導いてくれる。

  • 2019年4月8日読了。
    ●「作品理解の近道はアーティストとの交流にあり」
    ●「絵は人柄である」山崎種二

  • サラリーマンだって現代アートを買える!無理せず楽しむ方法が満載の一冊。あ〜。欲しくなります。笑

  • こうやって何かどっぷりはまるものを見つけた人はうらやましいなあと思う次第。
    それにしてもコンセプチュアルアートはさっぱりわからん。

  • 新書文庫

  • 文化のお仕事をすることになったものの、芸術関係はさっぱり知識がなく、特に美術は疎いので同僚に借りて読んでみた。現代アートについても草間彌生さんは直島で知ってるぐらいで、出てくる名前もさっぱり分からなかったが、コレクターがどういう情熱を持って美術を集めるのかということや、ギャラリー、コレクター、そして美術館の役割分担などが垣間見れて、たしかに初級本としてはちょうどよい気がした。適当にネットで調べながら読みすすめたが、マルセル・デュシャンがかなりキーパーソンになりそうな感じだね。

  • 現代アートの魅力は、「作者が同時代に生きている」という作者。
    サラリーマン=普通の人でもある著者が、現代美術のコレクターになったきっかけから、ラリー・アートフェアでの購入の仕方、保管の方法、売却の仕方まで、経験談を元にかかれています。

    普通の人でも現代アートを買える!のコンセプトのはずですが、著者が普通の人じゃないから、いまいち共感できません。
    普通の人は、アートの保管を考えて家を立てる必要があるほどコレクションをしたいんじゃなくて、ただリビングの壁に飾る絵を買いたいだけです。
    だから「ギャラリーとのつきあい方」とか「コレクションするための心構え」などではなく、最初の1枚を買うための道筋をもっと紹介して欲しいところです。特に一番ニーズがあるであろう「いったい現代アートは予算いくらから手を出せるのか」といった部分が抜け落ちていることが残念でした。

  • 結構具体的にコレクションのプロセスが説明されているので他にない感じ。サラリーマンコレクターということだが、審美眼や行動力等、普通の方ではないのだろう。

  • 入門書のようだけれど、到底まねのできない領域まで踏み込んでいる感じがあります。サラリーマンっていうけど、結構儲けてる人なんじゃないの?と思えて仕方なく、そうでないとしたら、もう、身をガリガリに削っているに違いなく、「勧められても…」と躊躇すると思います。これを読んで、気軽に買ってみようと言う気にはたぶんならないと思います。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784087205442

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著者プロフィール

1963年、東京都出身。アート・コレクター、横浜美術大学学長、森美術館理事。広告代理店、上場企業の広報、人事管理職、大学教授を経て現職。1994年以来、企業に勤めながら収集したコレクションや、アーティストと共同で建設した自宅が、国内外で広く紹介される。(コレクションには草間彌生、奈良美智、オラファー・エリアソンなど。)台北當代藝術館(台湾・台北)の大規模なコレクション展(2011年)や、笠間日動美術館とのユニークなコラボレーション展(2019年)などが話題となった。『新型コロナはアートをどう変えるか』『アート×テクノロジーの時代』(光文社新書)など著書や寄稿、講演多数。

「2022年 『美術作品の修復保存入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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