- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087206937
感想・レビュー・書評
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厚生省(当時)が生活習慣病との改称を提唱したのは1996年12月18日のことである(生活習慣に着目した疾病対策の基本的方向性について(意見具申))。厚生大臣は菅直人(新党さきがけ)から小泉純一郎(自民)に変わった直後だ(11月7日就任)。大臣主導というよりは橋本内閣が掲げた「六つの改革」を踏襲したものだろう。
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甲野先生の対談本。今回のお相手は統合医療医の小池先生。
統合医療というのは、「現代医療といわゆる代替医療をどうやって橋渡ししていくかを臓器別の専門の枠をこえて考え、診療を行っていく分野」(本文より)だそうです。
現代医療の矛盾を内側から眺める身としては、色々な気付きを得ることができました。
ついつい一つの考えに固着したり、白黒つけたくなったり、二分割思考で物事を考えてしまいます。
これが絶対であるという「教条主義」や、無秩序に並列させてしまう「折衷主義」に陥らず、それぞれの現代医療及び代替医療のアプローチを適材適所に用いる「多元主義」的な方法というのは、なかなか難しいでしょうが、今後の自分の考え方の指標にしたいと思いました。 -
矛盾を矛盾のまま矛盾なく。
多様性を認め、受け入れ、試してみることの大切さが本書の中のさまざまな例から理解することができる。
筋トレが昨今流行っている。インプット、アウトプットがわかりやすい。また科学的に証明されているインプットがあるので、素人でもスタートしやすい。
ほかのスポーツはそう簡単にはいかない。もちろん確立された指導法にはなどはあるが、古武術の技術を導入すると云々のような紹介されている話を見る限り、まだまだ知られていない可能性が多々あるありそうだ。
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「矛盾を矛盾のまま矛盾なく」という発想はよいなぁ。