- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087207439
作品紹介・あらすじ
100歳を過ぎた今も世界的に活動する美術家・篠田桃紅。長生きするにはどうすればいいか、いつまでも“現役"かつ“第一線"で活躍し続けるには何が必要か?など、示唆に富むアドバイスが満載!
感想・レビュー・書評
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わたしのような美術好きには本気でオススメします❗
美術の話が中心にあるのです、美術が好きじゃない方は読んでいてもツマラナイ、理解できない文章も多いと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
展覧会がとても良かったので拝読。抽象についての語りがスッと胸に入ってきて心地よかった。そして兎角格好イイ。感性が鋭く時を越えて最先端すぎる(作品がカラーでないのが惜しい。是非生で観た方が良い。「長生きした人」の一面でおさめてしまわず)
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2021年3月、訃報を聞き、ずっと積読になっていた新書をひらいてみた。2014年、百歳を超えたところでまとめられた語りおろし。
自分を客観的に分析しつつ徹底的に自分をだいじにできるのがかっこいいなと思う。口先では自由に憧れながらも、ほんとうにひとりで立って自らを養い自由を満喫する生き方はなかなかまねできない。アメリカにでかけたときに出会った人々や当時のニューヨークのギャラリーの思い出話が興味深い(別の著書で読んだ覚えもうっすらある)。 -
墨の線による抽象美術家・百歳を超えた篠田桃紅さんの語り下ろし自伝。文学にも造詣の深い桃紅さん。まだ独り身の私からすると、ずっと独身を通しておられる彼女の言葉には勇気付けられた。「自由とは自分にのみ依っていること」という言葉が印象的だった。人は皆、オリジナルで個性的でユニークかつ孤独な存在。本書からはそんなメッセージを受け取った。「運命だからあんな性格なのではない、性格が運命をつくる」という話も感銘を受けた。一度しかない人生はどう転んでもなるようにしかならない。たとえわずかでも心のままに生きたい。
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とかく人間は他と同じでありたがる。一人でいることの寂しさから誰かと群れ、その中からはみ出さないようにと自分の考えをしまいこもうとする。私自身もそんな平凡な人間だ。だから彼女の生き方が羨ましい。あと数年で60歳に届こうとしている今感じることは周りの友人が少しずつ離れていこうとしているということ。でも人との協調性に欠けていたかもしれない作家は自分の美術家としての確固たるものを持ち自分を表現することで100歳を超えた今でもいろいろな人が彼女のもとへ集まってくる。彼女には自分というものを持ち続ける強さがあった。年を考えずに生きること、その年齢でなければできないことがあるのだということばに勇気づけられた。
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人間はインチキ。それを気にするな。なら長生きできると。
この人は自分の未婚・子無しを特別な事のようにいつも強調する。それが劣等感なのかな?と思う。もうそんな時代じゃないのに。 -
さっぱりとした性格の方だけど芯の強い素敵な女性だと思いました。いろいろ参考になることが多かったです。
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【最終レビュー】
予約著書・約半年待ち。図書館貸出。
既読したばかりの『一〇三歳~』の前の発刊著書。
本音を言うと
《不器用な所を、桃紅さん自身がありありと自分の中で認めたうえだからこそ、かえって、実りある桃紅さんの発する『究極とも言える「メッセージ」に、『彼女の「かっこよさと、力強さ」』》
が込められてるかのような『感触』をただただ感じていた、至ってそれだけです。
《根っこを持ってる人》
まさしく、この中で書かれていた
桃紅さんの『振り幅の広い「モチベーション」』から、鮮明に伝わってきましたから…
〈自分軸・ほどほどに・客観視・ほんとうの幸福・素養・想像力・自分の「目」で『確かな「あらゆる世界」』を「シッカリと見る」―観察力を通しての[感性]―〉
これ以上は書ききれないですが、これらを
桃紅さん独特の『話法』で、吟味するかのように書かれている印象でした。
またまた、反省しつつ、再度納得しうる所等々
〈本当に本当、アッパレ!〉です…
来月初め(予定)桃紅さんの新刊=『一〇三歳~の続編』
貸出順番がまわってくる気配なので、また後日、読み始めた時にこちらにて…
素敵かつ斬新な『私自身、特にズバッと感じ入った「桃紅さんからのメッセージ」』
また一つ二つ
HP・Myリンク・1に記載しながら、最終レビューを終えます。
◇追記
先日、チェックした
〈日野原重明先生×桃紅さんの対談・再放送〉
~またまた好評のようで~
再々放送決定。チェックできるようでしたら是非…
*1/31(土)午後・NHKEテレ
15:00~16:00(予定)