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- Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087441635
作品紹介・あらすじ
テロ捜査のため、宗教法人に潜入する監視官の炯と執行官の如月だったが……!? 人気TVアニメ3期のノベライズ第3弾!
感想・レビュー・書評
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入国者による宗教活動が解禁される信仰特区構想。そのPRイベントの最中に爆弾テロが発生、多数の関係者が死亡した。捜査を開始した刑事課一係は、急速に色相を濁らせた重要参考人の聴取に向かう。そこで見たものは、さらなる爆弾テロを示唆する痕跡だった。〈シビュラシステム〉が存在する世界で、宗教は、信仰は、如何なる意味を持つのだろうか。
細かい描写はアニメで追いきれない部分も含めて小説で読むと、この時はこう考えていたのか~と思うところが多くてPPファンなら楽しめる。映像だとさらっと流れてしまっていまいち理解が追い付かない部分も、ゆっくり読み返せるのはいい。ストーリーはすでに知っているので新鮮味は少ないけれど、アニメとの齟齬がないというか違和感を感じさせないのは吉上さんの筆力だと思う。如月の過去を知ると、彼女が恋愛感情とかじゃなく、自分の居場所や生きる意味をイグナトフ夫妻からもらえたことが嬉しいし、いつか幸せになってほしいと思う。執行官の中では一番肩入れしたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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