マスカレード・ホテル (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452068

感想・レビュー・書評

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  • 以前に映画を観たのもあって、キムタクと長澤まさみがずっと頭の中で演じてくれていました。
    新田と山岸のやりとりも楽しく、刑事とホテルマンという全く違う職業の二人の名コンビっぷりがたまりません。
    その他のキャラクターも個性的で魅力満載でした。
    このシリーズはずっと見続けたいです。

  • 「マスカレードホテル」
    東野圭吾さん

    読み終えるまで一日とかからなかった小説です。
    映画の公開前に原作をと思い、手にしました。

    スキー場、樹海、原子力発電所、本屋、ホテル。

    東野圭吾さんの小説は、舞台となるシーンが豊富なことも魅力の一つです。

    さて、マスカレードホテル。
    映画ももちろんですが、原作も、
    え、え、え、あと、数十ページで決着、、、どうなるの?? と興奮と戸惑いを抱えながら楽しめる世界です。

    読書の秋。
    ホテルに旅した気分にもなるツーリズムブックとして是非。

    #読書好きな人と繋がりたい

  • 6年前に読んだ事を最後まで忘れて読んでしまった。
    今回、映画化された本編を見た訳でも無いが、何度も流される予告編で長澤まさみとキムタクと知っていたので、そのイメージで読んだら鮮明に話の筋書きが入ってきた。作者がキムタクをイメージして書いたとの事、納得させられる。謎解きも良いが、主人公達が身近な誰かに置き換わるだけで、遥かに想像が膨らまされる。

  • 高校時代に読んで長かったので途中で諦めてしまったので、今回再読。
    読んでみると、サスペンス要素だけでなく手柄などの働く事の苦労が伝わってきてとても面白いと思った。それは山岸や新田にも現れており、犯人の動機も完全なる逆恨みではあるものの、それが山岸の次の反省に繋がるところがとても仕事のプロとしての矜持があって格好良かった。新田も自分のすべきことと、やりたいことの板挟みに遭いながらも最後にはその思いが結実していたところがスカッとした。
    前日譚も出ているのでそっちも読んでみたい。

  • 2020/05/15読了
    #東野圭吾作品

    連続殺人の舞台に指名されたホテルで
    ホテルマン扮する刑事と女性フロント
    が共闘する。
    ミステリの細かい伏線回収も見事だが、
    ホテル業務に悪戦苦闘するシーンも
    なかなか面白い。

  • 刑事が慣れないホテルマンに扮して、やがて起こるであろう殺人事件を未然に?防ぐストーリー。
    新田刑事とベテラン女性クラーク山岸との絡みが絶妙で、渋い所轄の能勢刑事がいい味を出していた。
    素直に、面白く読了。

  • 割と長いこと眠らせていた本。
    映画の方を先に見ていたけど、やっぱり原作の方が面白い。
    一つ一つのエピソードがきっちり書かれているから、
    なぜその行動、とか全てがきちんと繋がっている。

    それにしても新田刑事はキムタクじゃない気がする。。。

  • 連続殺人犯が次の舞台に選んだのは、都内の高級ホテル。新田刑事はホテルマンの山岸尚美とコンビを組み、潜入捜査をするが…

    ジャンルでいうとサスペンス、しかも映像化をかなり意識してるように見受けらる。入れ替わり立ち替わりやってくる、クセのある宿泊客とのやりとりが面白く、ホテルマンとしての立ち居振る舞いが勉強になった。

    ラストの展開は予想外だったが、犯行に無理がある所もあり、それほどカタルシスは得られず。

    週刊文春ミステリーベスト10 4位
    本格ミステリ・ベスト10 29位
    SRの会ミステリーベスト10 1位
    ミステリが読みたい! 20位

    《「マスカレード」シリーズ》
    1.マスカレード・ホテル
    2.マスカレード・イブ
    3.マスカレード・ナイト
    4.マスカレード・ゲーム

  • さすが、これだけの長編だけど無駄がない。誰が犯人か被害者か…と疑いながら読んでたけど分からんかった、面白かった。
    ホテルマンや警察官の仕事やプロ意識についても詳しく書かれてて、興味深く勉強になった。ふたりの関係が少しずつ変わってくのが良かったなあ。
    まだ映画観てないから、今度の地上波放送楽しみ!

  • やっぱり東野圭吾はすごい、と改めて思わされました。
    都内で起こった3件の殺人事件、そして4件目の殺人事件が暗号解読でホテルで起きると予告されていることがわかる。事件を阻止し犯人逮捕の為、ホテルに警察官が潜入配備される。
    主人公はフロントに潜入配備された刑事新田浩介とホテルのフロントで新田を指導する中堅ホテルウーマン山岸尚美の二人。
    殺人の対象は宿泊客なのか、従業員なのかわからない中で怪しい宿泊客が次から次へと現れる。関係ないとわかるまでの新田と尚美の対応に引き込まれる。ミステリー解明とは別の楽しみが味わえるこの小説の魅力にもなっていると思う。
    刑事の感と洞察力、ホテルマンの顧客中心の素晴らしい対応、両方がミックスして事件解決へと最後は予想外の結末に導かれる。新田刑事の並外れた思考能力、推察力がこの殺人事件の本当の目的を解明し、最後の結末には手に汗を握ることになる。
    キムタク主演の映画は観てないが、キャラクターとしてはピッタリかなと思う。キムタクはあまり好きではないが…。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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