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- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087456455
感想・レビュー・書評
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いよいよクライマックスが見えてくる段になって、静かに盛り上がってまいりました。今頃気付くなよ、って話かもしれないけど、梁山泊を彩った漢たちに、それぞれの死に場所を与える物語なんだな、ってことが改めて実感された巻。今回は、だいぶ頑張ったモウコウ(カッコ悪い失敗が目立った晩年だったけど)、とうとう逝くのかっていうエンセイ(しかし最後の最後まで圧倒的に強かった)。リシュンやコウジュウにも死地が与えられそうな予感だし、残るは最後の巨頭シシンをどうするか、ですね。
あと、ここにきてやっと(?)カンセイチュウが戦死しました。何巻越しに書き続けたんだろ、これ。史実だとこのあたりで死ぬから、ある程度は予想は付くだろう、ってことで先走って述べたのかもしらんけど、そもそも完全にオリジナルストーリーなんだから、ひょっとしたら生き延びて大成するかもしらんがな。物語終了後ならいざ知らず、続刊している途中の巻末解説なんだから、ネタバレに関しては最大限の注意を払うべきじゃないか、といまだ思ってしまうけど、これはアリなのか?まあ、やっと決着がついたし、今回まででこれについて触れるのは止めにするけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示