- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087458961
感想・レビュー・書評
-
シリーズ第六弾。
宗太郎の御父上登場。“桜吹雪”の父と“紅葉錦”の息子という名タッグで湯屋での泥棒騒ぎを解決。二人の親子愛が微笑ましいです。
上記の泥棒騒ぎの他に、猫股・猫御前に騙されそうになったり、自殺した大店の若旦那の魂が乗り移った白猫・猫旦那にいいように使われたりと、“猫先生”は今回も大忙しです。人の姿に戻れるのはいつになる事やら・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第6弾。江戸の湯屋、トイレ事情、吉原などの江戸マメ知識が面白い。
3話収録で、「昔取った杵柄」では、「桜吹雪の銀の字」と称する父上が登場。やっぱり父上のモデルはあの方だ。良いキャラだったので、また登場してほしい。雁弥が出てくる「すごろく」も良かった。
作中ではちゃんと時間が経っていて、宗太郎も24歳になった。いつ人間に戻れるのかな。白闇はちょっと懐いてきた(?)気がするけど。 -
わけあって白猫の姿に変えられてしまい、人の姿に戻るために百の善行を積もうと「猫の手屋」家業に精を出す白猫侍・宗太郎の物語だ。
今回は宗太郎の父親も登場し、ちょっとした捕り物騒ぎも発生する。
江戸の湯屋についてなど豆知識が増えて面白い。
しかし百の善行を積もうにも猫は七までの数字しかわからないというこの物語、決着する果てはあるのやら。 -
今回は宗太郎の父登場。
銭湯でばったり遭遇し、泥棒騒ぎに対峙する。
今回もとても面白く人情、猫情に心が温まる。
と同時に、とうとう6作目を読み終えてしまい続刊情報がなく寂しい限り。 -
とうとう父上と一緒に、事件解決!
ますます目が離せません(*´∇`)ノ -
父には間違ったことはしない頑固さがあり、また、意味のないことをしない見識もあった。一方で、おもしろそうなことはとことん楽しむ痛快さがあることを、宗太郎は今の今まで忘れていたのだった。
(P.43) -
最初の遊び人の銀さんともふもふのもののふコンビの話が一番好き!(*^-^*)次の加牟波理入道、ホトトギスで「宗太郎、こんなに真面目な良いヤツなのに…(-.-)」と思い、最後の猫旦那にイライラ(ちょっと羨ましいけれど)(>_<")人に戻れるのは、まだまだ先?(^^;)
-
呪いで巨大な白猫の姿に変えられてしまった猫ザムライ・宗太郎。いつか人の姿に戻るべく、江戸の町で善行に励んでいる。ある冬の日、銭湯で旗本の父にばったり遭遇する。「桜吹雪の銀の字」と称し遊び人に化けた父と久々に話し、親心に感動する宗太郎だが、二人して泥棒騒ぎに巻き込まれる。不可解な騒動には、なにやら裏がありそうで…!?破天荒な父の登場で絶好調の時代小説シリーズ第六弾!
-
このシリーズは大好きだ。キャラクターが気になっていた父上がいきなり登場。想像通り格好良かった。「すごろく」に出てきた清太の喋り方が面白かった。