真夜中のマーチ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 3838
感想 : 415
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460957

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの奥田さん。
    あらすじは紹介文読んだらあとから内容思い出せそうなので今回は割愛。
    奥田さんのこっち系の作品は頭空っぽにして何も考えず笑えるから好き。
    読みながら、何となく、ルパン三世(実はちゃんと見たことはないけれど)の世界観が頭に浮かんでいた。
    ヨコケンのマヌケぶりも、ミタゾウのどこかズレてるのに記憶力だけは抜群なところも、クロチェのセクシーさも、全部良かった。
    サラリーマン生活に疲れて現実逃避したい人、刺激が欲しい人にはぜひおすすめの作品。

  • あまり期待しないで買った本。
    読み出したらあっという間に読了。
    余韻に浸る最後が秀逸。

  • 面白かったです。テンポもストーリーも楽しかったです。実際こんなことあれば楽しいだろうな〜と、現実離れした世界にハマり、結末が気になって一気読みしました。

  • 痛快‼️
    面白かった。3人がいいコンビでテンポ良い。続編あればいいのになと思った。

  • 事象実業家で、出会い系パーティを主催したり、芸能事務所まがいなことをして、
    AVに出演させたりをしている、横山健司。
    出会い系パーティーに悪友に誘われて参加した三田総一郎の話と名刺を勘違いし、
    だまして金を巻き上げようとするところから、話が始まる。

    最初は、大学のパーティーサークルの延長みたいなことをしてる、
    はみ出し者の話が続くものだと思ってましたが、
    そんなちんけな話ではなく、すごいことを企て、
    実行に移すという、クライム・ノベルでした。
    極道、金持ち、元令嬢、大企業の平社員など、
    バラエティに富んだ登場人物の痛快さが面白かった。

  • やはり面白かった!

  • 痛快なストーリー。主人公三人のキャラクターにも引き込まれる。その仲間に入れてほしい、と思うほどに。

  • 最後すごかった満足!

    前半つまらないと言っていたわたしですが、
    物語が進むにつれ速度を増して行って
    最後は本当に面白かったです!

    主な登場人物は
    若くしてある程度成功してるパーティー屋・ヨコケン
    三田物産の御曹司と見せかけて実はダメ社員・ミタゾウ
    金の亡者白鳥を嫌う娘・クロチェ

    25歳の三人が、
    やくざと詐欺師?と中国人ブローカー?の間に巡る
    10億円を奪うため、奮闘する話。

    10億があっち行ったりこっち行ったり…
    みんながみんな嘘をついて、
    その金を奪おうとしています。

    最初は主人公のヨコケンに対する嫌悪感(爆)で
    つまらんーーーーと思ってたんですが、
    10億が動き出したあたりから段々面白くなっていきました。

    ジェットコースター小説って感じなのかなー。
    要所要所、えええええって展開もあるし、
    だけど死者やケガ人が出ないところも良いのです。
    最終的には、みんな可愛く思えた(笑)

    土地勘のある人は、もっと面白いかもしれない。
    青山~新大久保辺りを車でよく行く人は
    情景ももっとわかるんじゃないかな?


    面白かった!

  • 秩父の山奥に自前の焼却炉
    港区以外で呼吸するつもりはない
    日本のハイテク極道

  • 奥田英朗さんとは、インザプールと
    言う本で出会った。
    その本から奥田さんの本とは愛称が
    いいとは思っていたが、本書も凄く
    良かった!奥田さんの代表作を
    読み漁ろう!(^^)v

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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