水滸伝 3 輪舞の章 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
4.07
  • (248)
  • (204)
  • (183)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 1868
感想 : 123
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461039

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この巻は、やっぱ楊志ですね
    苦しみながら乗り越えていく描写が素晴らしい

    そして、忘れてはならないのが、李富
    彼も私欲でなく国を考えてるんだよねえ

    こう云う描き方は、三国志にも通じる
    敵役にも描き方に愛情を感じます

  • 巻頭の「登場人物」一覧で嫌な予感がしたけど、もうこの登場人物の多さにはついてゆけない。まだまだこれから増えるとなるととても不安です。そろそろ停滞気味な話の展開にスピード感を増してほしい。精神的に未熟な史進を描写している場面などで散見するマンガぽい展開には、ちょっと閉口しています。

  • 2011/11/10完讀

    ★★★☆

    楊志和魯智深進攻二龍山並取而代之。楊志終於暫時突破心結,坐鎮二龍山,並在觀察梁山泊的實力。他並娶了妻子,領養了無家可歸的小孩,取名為楊令(新書的主角登場!)。

    青蓮寺開始探查黑市鹽道,也開始掌握到隱然有致死軍的存在,並且還查出魯智深很可疑,諸山寨之間疑似有連結關係。

    魯智深前往少華山,覺得史進還需要再教育(太過仗著自己的武勇,欠缺居人之上的某些條件),就把他帶去給王進,並且把武松帶回來。魯智深前往北方和異族交涉,換成武松來做魯智深的工作。

    桃花山的小霸王周通等人被武松所收服,成為梁山泊勢力之一。如此清風山(燕順)、二龍山、桃花山已經差不多連成一氣,都不是普通的土匪。

    宋江將同志鄧禮華表面上納為小妾,其實只是為掩人耳目。鄧禮華也是負責鹽道的。鄧禮華則和宋江之弟宋清心心相印,也使宋清開始思考政局。但因為宋江的小僕唐牛兒進讒言,宋江的小妾閻婆惜居然殺了鄧,宋清一怒之下也殺了閻。因此宋江頂罪說是自己殺了閻,和宋清、武松、朱仝一起逃亡。朱要帶宋清去梁山泊,看他是否有加入的資格;宋江則和武松開始流浪。

    --

    這本最令我在意的是史進的橋段。不知道將來會發展如何?這位作者很會寫男性的弱點和堅強。

    「史進、おまえは強いが、強さを拠りどころにしすぎる。強さに頼りすぎる。それが、お前の弱さなのだ。強さがすべてと考えている弱さ。それがわからぬか。」

    「棒術の強さなど、人間の強さの中で小さなものだ。それをすべてと考えているから、おまえは幅の狭い男になった。なにが真実なのか見えぬ、濁った眼しか持たぬ男になった。お前に、もうひとつだけ教えておけばよかったと思うのは、強さがすべてではないということだ。棒術の強さがすべてというなら、世の人はみな棒をもっていなければならぬ。現実には武松のように拳を武器にしている者もいれば、魯智深殿のように懐の深さを武器にしている、棒では打ち倒せない男もいる」
    「私は、自らの棒を恃みにしてきました。それがなければ、私はただの男に過ぎません。」
    「そう思ってしまうところが、お前の弱さなのだよ、史進。」

    (389page)

  • 第三巻!楊令伝で主役となる楊令くん登場。武松が立ち直ったと思ったらこんどは宋清かよ。弟がみんな弟すぎる。ってことで星3つ。呉用と晁蓋はいいね。上に立つものの心理がいい。こうゆう本が読みたかったんだよ!ってすごく思う。解説は逢坂さん。巻末の解説も含めて4巻が楽しみ。

  • 王進かっこいいよ!王進!

  • 中国文学ってつくづく女性を犠牲にした文学だと思う。

  • 色々な場所で活動する人達がまとまりつつある様子が伺える三巻でした。話が入っていきやすいですね。
    国の政治家達の様子がもう少し具体的に欲しいところですが、これからでしょうか?

    しかし、女性の扱いが悲惨なのがどうしても進まない要因です。

  • 国を護ろうとするものと覆そうとするものの闘いが、徐々に始まってきた(表面化してきた)。いいペースで読めているので引き続き楽しんでいく。

  • 本書の最後、閻婆惜の件で結構さめてしまった。宋江が動き出す重要なきっかけになるんだけど…。宋江はあまり好きになれないなー。なんでみんなに慕われているのだろうか。

    少華山の面々がお気に入り。

  • 楊志が梁山泊へと近づき、致死軍の活躍や苦悩が見える第三巻。
    青蓮寺の徹底振り、凄まじさ、恐ろしさが垣間見える。その結果ついに運城を宋江は追われ、旅に出る。
    宋江は別に好きじゃないかな。強い故に弱い史進には、好感が持てると思う。

全123件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北方謙三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×