さようなら、コタツ (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462234

感想・レビュー・書評

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  • 心の機微を描く短編集。

  • 再読
    7つの「へやのなか」を描く短編集

  • まぁ,自分に小説の鑑賞眼がないのでなんともいえないが,そんな素人を最後まで読ませたのだからそこそこ上手な物語なのかもしれない。今,目次をみて,ぱらぱらやってみても,しばらく前によんだはずなのに,物語がだいたい思い出せる。機会があれば別の作品も読んでみよう。

  • 部屋と住人にまつわる短編集。
    ハッピーエンドばかりではなく、ほろ苦いものもあった。
    生活しているといいことばかりではないけど
    小さな幸せを感じながら、日々前をむいて暮らしていく。

  • 「暴力はそれ自体に意志がある。理不尽な暴力の意志はそれを行使する誰かに取りつくときに、行使される者をすでに見つけている」

    ちいさいおうちが面白かったので。おしゃれなんだけど、個人的にはまぁ普通くらい。

  • ちょっとが永遠になりませんように、
    一人でいるときに嫌なことが起こりませんようにと、

    自分の人生をまだ
    自分の手では切り開けない
    年頃の女の子は、
    いつもいつも胸の中に抱えている不安を、
    小さくぽつんと口に出して、
    それから星のまばらな空を見上げる。

    (ハッピーアニバーサリー/さようなら、コタツ/インタビュー/陶器の靴の片割れ/ダイエットクイーン/八十畳/私は彼らのやさしい声を聞く)

  • 『部屋』をテーマにした7話。
    様々な視点から描かれていて、どこか不思議な感覚あり。

    2012.12.24

  • 副題は“へやのなか”ー。部屋の数だけドラマがある。
    表題作は読後ぽかぽかする。

  • 中島 京子さん”さようなら、コタツ ”読了。「へやのなか」にまつわる7つの短編。いずれのお話も傑作!設定が面白いのですが、妙にリアル‥すごいなぁ‥相撲の大部屋の話なんて、初めて読みました‥お勧めします!

  • 色々な「部屋」に暮らす様々な人たちの人生を切り取って、時にユーモラスに、時にほろ苦く描いた短編集。

    相撲部屋の「かわいがり」、児童虐待・摂食障害など、重いテーマも淡々と織り込んである。

    個人的には昔の彼女との再会を描いた「陶器の黄色い靴」と隣室の子供の話である「ダイエット・クイーン」が興味深かった。

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著者プロフィール

1964 年東京都杉並生まれ。小説家、エッセイスト。出版社勤務、フリーライターを経て、2003 年『FUTON』でデビュー。2010 年『小さいおうち』で第143 回直木三十五賞受賞。同作品は山田洋次監督により映画化。『かたづの!』で第3 回河合隼雄物語賞・第4 回歴史時代作家クラブ作品賞・第28 回柴田錬三郎賞を、『長いお別れ』で第10 回中央公論文芸賞・第5 回日本医療小説大賞を、『夢見る帝国図書館』で第30 回紫式部文学賞を受賞。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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