the TEAM ザ・チーム (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463958

感想・レビュー・書評

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  • 2020.07.21読了

  • 序盤から集中して読んでしまいました。
    面白かったです。
    初心者にオススメの一冊だと思います。
    井上夢人さんも集めて見ようかな‥

  • コロナで図書館が閉館してしまい、読む本がなくなってしまったので久しぶりに読んだ。相変わらず面白い。


    サングラスをかけた怪しいおばさん。この人こそが今をときめく霊媒師・能城あや子。テレビ番組の人気コーナーを持ち、個別相談は1回8万にも関わらず5ヶ月待ちという盛況ぶり。悩みをズバッと言い当てて、さらに奥深くにある真実を探り当てる。恐るべし霊視の力…ではなく、実は彼女のバックには最強最高の調査チームがついていたのだ。



    本当にこういう話好き。調査のプロ。そしてチームワーク。命中率や霊視など信じてないアンチがそのカラクリを暴こうとする。もう最高だよ。


    好きすぎて一時期、「何か本を読みたいけど、特に読みたい本がない」という困ったときによく読んでた。だから、話も知ってるしオチも知ってる。だけど、何回読んでもハラハラするし、「どうして私は置いていかれてしまったのだろう」と思ってしまう。今までは、能城チームの目線で、それこそ一員みたいな顔で読んでたのに、最後の最後で敵方目線になって、能城チームはいなくなってしまった。


    でも、きっとあのチームはどこで元気にしていると思いたい。まだ4人でいて、次の何かを考えていると思いたい。そして、その次の何かに期待している自分がいるんだ。


    2020.4.26 読了

  • 書かれた年代では最新だったであろうPC・インターネットに関わるトリックが多いのですが、現代になるとマニアでなくてもそれくらいは知っているし、種明かしとしてどうなんだ…という感が拭えきれません。

    展開として、盲目で難聴の霊視能力者・能城あや子を中心にストーリーが重なっていくので、イカサマの種明かしが甘い分、少し単調に感じられます。Linuxなど懐かしいPC周りの用語が出てくるので、そういったところを楽しめるかどうかがポイントかと。たぶん、スマホ世代はチンプンカンプンだと思います。

  • 既読本、評価不明

  • 痛快連作短編集
    小気味よいのでさくさく読めます

  • 霊能者とその予言を事前に調査するチームがテレビ番組で活躍する。基本的には詐欺なのだが、結果的には人助けになっているところが面白い。

  • 痛快短編集。騙すとは何か?

  • 詐欺まがいの霊能者と、その霊能者をサポートするチームの話。
    悪いことをしているはずなのに、世の中の事件を解決していく。
    この発想が面白く、あっという間に読み終えました。
    色んな本があると改めて思いました。

  • 霊導師、能代あや子の秘密、それは最強の調査チーム。それぞれのメンバーが力を発揮し、相談者の悩みを解決していくが、裏を怪しむフリーライター稲野辺も現れ…。
    調査のやり方は明らかに犯罪なのだが、それで救われる人がいるならいいのでは?と感じることもまた事実。被害者自身が救われているわけだし。むしろ、稲野辺がなにをそんなに躍起になっているのか理解できなかった。親の仇か?無実の息子を疑い、ごめんで済ませた稲野辺の方が人でなしでは。ラストはちょっとがっかりかも。え、そんな終わり方?という感じで終わる。

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著者プロフィール

昭和25年生まれ。昭和57年に徳山諄一との岡嶋二人名義で第28回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。平成4年に『ダレカガナカニイル……』(新潮社)で再デビューした。代表作に『ラバー・ソウル』(講談社)など。

「2020年 『平成ストライク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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