エンド・ゲーム 常野物語 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 5503
感想 : 416
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464320

感想・レビュー・書評

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  • 常野物語1作目の、拝島親子の話が記憶に残っていたので彼女らを主人公にした話と知ってわくわくして読み進めました。(瑛子さんみたいな上司がいてくれたらなとか瑛子さんみたいに働けたらなとか)
    希望と薄気味悪さが同時にある。どうなるんだろう、と先を急いで早く早くとページをめくってしまいました。
    終わりかたについては、あ、終わった、みたいな、ちょっと、盛り上がりきらないまま終わってしまった感じはわたしの中でありました。正直すっきりする終わり方ではないと思います。
    なんと2作目を読まずして読んでしまったので、2作目を読んでいたらまた違っていたのかもしれません。

  • 常野シリーズのエンドを飾る話としては中々に毛色が違い、ラストも少なからず拍子抜けする話ではあったが、話の構成が組み立てがとてもスマートで一つのSF映画を見終わったような読了感を感じた。
    恩田先生の本にしてはなかなかサラリと読める作品だった。実際4時間程度で読了している。

    面白かった!

  • 常野物語シリーズ3作目。書店でおすすめされており、著者の後書きにそれぞれ独立していて本作から読んでも楽しめると書いてあったので手に取った作品。とりあえずは読了したが、全てにおいて抽象的でひたすら「?」が浮かぶストーリーでした。ネットでは1作品目から順に読めば少しは理解出来るとあったが手は出さないでおこうと思う。描写はスリリングな場面も多くそれなりにハラハラするのですが、お化けのバックグラウンドがないホラー映画の様な印象。

  • 常野物語シリーズ第3弾。
    常野一族の能力を扱った短編集「光の帝国」の中から
    「裏返す」「裏返される」を繰り返し、「オセロゲーム」のような
    戦いを続けてきた一族の事を描いています。

    洗って叩いて白くする・・・
    怖すぎるんですけどぉ~(〇o〇;)
    ゲームの終わり(エンド・ゲーム)の始まり・・・
    新しい生活・・・(゚ロ゚;)エェッ!?
    終わり方は、なんとも穏やかな感じですけれど
    それでいいんだ?
    これは微妙な感じだなぁ~(^◇^;)
    悪くはないんですけどね・・・
    やらかしてるわけではないですよ!(念のため)

  • 常野物語シリーズの三作目。一作目の光の帝国と二作目の蒲公英草子は面白く読めたのだが、本作は「攻めすぎた」内容で全くしっくりこなかった。

    話の大筋としては理解できるのだが、やっていることが抽象的過ぎてうまく捉えられない感じ。仮想空間や精神世界の描写が続くのも疲れてしまった。

  • 蒲公英草子の読後感が良かったので、次に読みましたがちょっとイメージが違いました。
    主人公が誰と何の為に闘っているのか、裏返す、というのは精神的に支配することなのか?読み進めるうちに見えてくるのかと思いましたが…ぼんやりとしたままでした。モヤモヤ感が残りました。

  • 2008.2.26 
    相変わらずの恩田ワールドやわ。
    途中からどんなオチやって考えてみたけど、結局「裏返る」とか「洗濯」とかよくわからんことで、オチもよくわからんかった。

  • 記録

  • 2021/07/12

    なんか、よくわからなかったな。蒲公英草子は読みやすかったんだけどなあ。

  • いつもの恩田陸と言えばいつもの恩田陸。ある意味これも「家族のつながり」を描いているといえばそうなんだが…ラストの一転二転はもう少し突っ込んでもいいと思う。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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