せんべろ探偵が行く (集英社文庫)

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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467208

感想・レビュー・書評

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  • 2011/8/2 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2017/2/21〜2/27

    千円でベロベロになれる、ということで「せんべろ」ではあるが、これがらもさん発だとは知らなかった。明るい悩み相談室で使ってたんだなぁ。しかし、紹介されるお店のどこも魅力的なこと。機会があればぜひ行ってみたい。
    あと、何と言っても驚いたのが、我がふるさと藤井寺の市場内のクジラ専門店の話が出てきたこと。子供の頃、ここで買った尾の身を使ったハリハリ鍋が大好物だったなぁ。あれを旨い日本酒とともに食べたいなぁ。

  • 千円でベロベロに酔う、略してせんべろ。
    おじさん3人がひたすら安く飲める店を渡り歩き、ぐだぐだしゃべってる本です。

    体質的にお酒が飲めない自分としては、こんな風に飲んで酔える人たちに憧れてしまいます。
    安い店で肴をつまみ、タバコをぷかぷかふかしながら、気の置けない友人と他愛もない話をして、ちまちま飲み続ける。
    そして体を壊す。それでも飲む。
    いいなぁ。
    まぁ、所詮他人事だから憧れるわけですが。

    中島らもさんの人生を考えると、こんなしょうもない会話や態度の中にも、人生訓や悲哀を感じ取ってしまいます。
    お酒好きの方にはいいガイド書でもあるのではないでしょうか。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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