おいしいコーヒーのいれ方 (2) 僕らの夏 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.46
  • (240)
  • (361)
  • (977)
  • (63)
  • (9)
本棚登録 : 3810
感想 : 248
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472028

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大学生になった勝利と5歳年上のかれんとの恋物語第二弾。純情というか、丈の言うグズというか、恋の進展はカタツムリの進みです。中学生しかも昭和の中学生の初恋って感じ。

  • 恋愛ものの定番の展開かもしれないけれど、転んだ勢いでベッドに倒れてしまうとか、雨でシャツが濡れてしまうとかが王道だけれどものすごくそれぞれの心情が細かく書かれていてドキドキした。
    勝利がとても大人っぽく感じる(かれんが幼いという対比があるから?)けれど、実際は大学1年生だと考えると、色々考えつつもたまに無性に妬いたり突っ走ったりするところがとてもかわいく感じる。

  • 男の子目線というのが良い。よりドキドキする。

    ショーリくん、かれんという彼女がいるのに星野りつ子にそんな気持たせるようなことしないでよってちょっと思うけど(笑)
    でも年上の女性に真剣に接するところに好感が持てる。
    勝利が風邪引いた時にかれんがお見舞いに来るところが特に好き。二人共なんて可愛いんだろう。

    漫画みたいに読みやすく分かりやすいから、映像が思い浮かべやすい。

    あとがきの言葉にハッとしたので引用しておこう。

    恋愛小説ブームは続く。

    20170621

  • 裏表紙のあらすじと、表紙のイラストに惹かれて旅先で購入。
    シリーズものなのを知らずに購入して後日慌ててシリーズの一冊目を追加購入。

    青春時代の純粋な恋愛。
    前巻ではキスすらなかなかできなかった珍しいほどうぶな主人公たち。
    なかなか進展しないふたりに焦ったさを感じてしまう。
    学生時代に読んだらまた違ったかもしれない。

  • 感想記録なし

  • もどかしい、青春ならではの恋愛の歩みを
    男子大学生目線で話が進むので面白い。

    彼女をリードしたいという勝利の気持ちが
    言葉や態度に出ていて、語尾など少し懐かしい話し方に時代を感じる。されど、
    恋した時の人の動き方はいまとあまり変わってない。

    もどかしい恋愛の歩みに加えて、
    一つ屋根の下で家族の目を盗んで、、的な要素が、トレンディドラマ的な展開で、今の時代読んでも面白い

  • 目次
    ・HEARTACHE TONIGHT
    ・DON'T THINK TWICE
    ・TIE YOUR MOTHER DOWN

    若い人たちの初々しい恋愛シーンに胸キュンすることはあまりなくても、微笑ましく読むことがほとんどですが、このシリーズはきついなあ。
    どうもかれんが好きになれない。

    23歳の美術教師でありながら、あまりに天真爛漫というか…かまとと。
    高校生同士の恋愛ならそれでもいいけれど、23歳で?
    美人で?
    性格がよくて?
    で、5歳年下の同居しているいとこである勝利と恋愛中。

    火傷しないようにお湯を沸かすことも出来ない23歳社会人って、バカじゃないの?
    教師が自宅近所の児童公園でイチャイチャなんて無防備すぎる。
    もっとしっかりしろと説教したい。

    だけどこれ、人気あるシリーズなんだよね。
    私が良さに気づいていないだけなのかなあ。
    悶々としながら次に続く。

  • 年上のいとこのかれんと、その弟の丈と同居して1年、大学生になった勝利だが、恋人でもあるかれんとの距離が縮まらず、不安と焦りの日々。その上、強力なライバルも出現し…。好評シリーズ第2弾。

  • 勝利のかれんへの思いが溢れている。大学生になり本人は気付いてないが新しい出会いで好意を寄せられている状況。それでも一途にかれんへの想いはとまらない。2人の関係はまだまだ発展途中で少しづつ前進している。5歳の歳の差が一番大きく感じる時に2人がどうやって乗り越えていくのかを見届けたい。

  • 徐々に惹かれ会う男女の物語。
    冗長とは感じさせず、愛し合う姿は美しく、そして切なさを落とし込めていると感じる。
    まだまだ物語は始まったばかりではある。

著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村山由佳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×