- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087472998
感想・レビュー・書評
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今年の最後を笑って過ごしたいと思い読んだ一冊。
おもしろくて、あたたかいエッセイだった。
"さくらももこ"さんのエッセイはいっぱい出ているので、他の作品も読みたい。
本書で今年読んだ100冊目の本となりました!
月1冊ほどの読書だったのが、ここまで読書にハマったのもブクログの皆様がおもしろい本をレビューしてくれるおかげです。ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろいエッセイスト探し中につき、外せない一冊と思って読んでみた。
さくらももこさんのエッセイは、ちびまる子ちゃんとも重なるので読みやすい。
多くの読者の高評価に納得です。
さくらももこさんの取り上げる話題は、懐かしいなと思うものも多い。
例えば、寝ている間に頭がよくなる睡眠学習枕、自分も欲しかったが 38000円もしたんだ。買わなくて良かった。
裕福な家庭の友達がいて、水谷豊が遊びに来るという日に呼んで貰うと、お忍びで当時交際相手のミッキー・マッケンジーも来た。
伊藤蘭さんの前にミッキー・マッケンジーさんと結婚していたことは、すっかり忘れていた(別に覚えてなくてもいいのだが)。
私の常識では授業中は勉強するのが当たり前だったので、さくらももこさんの
「授業中に寝てたり絵を描いているだけなのに、なんで怒られるのか分からない。」
「大声で叫んだり暴れたりして迷惑をかけているわけでもないのに…。」
なんて考えている子がいるなんて思いもしなかった。
しかも、先生に「何をしてた?」と聞かれ、
「絵を描いてました」と答えて絵を見せたらクラスのみんなに「うまい、うまい」とほめられて得意になった。
とくれば、ちびまる子ちゃんのネタは身の回りにいくらでもあったんだなと納得した。 -
さくらももこさんのエッセイ集です。
ご自身の体験談や家族の話など…(トモゾウやヒロシも登場します)
笑えてトホホなお話が満載で、気が抜けて楽な気持ちにさせてくれます。
ところどころにまるちゃんのイラストが描かれているのも癒されポイントです。
普段はあまりエッセイは読みませんが、
小説ほど「しっかり理解しなきゃ…!」と意気込む必要がないので、手軽に読めてとても良いなぁと思いました。
さくらさんのエッセイ、揃えたくなります♪
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ミステリの毎日はちょっと一休みして嫁さんの本を読んでみた。
名エッセイの誉れ高い本書は実はハワイ旅行の時に暇だからという事で買ってやった物。まあ、そんなことはどうでもいいのだが、率直な感想はホント世間は嘘つきません。面白い!!
ちびまる子さながらの世界が広がる読み物だった。ものすごく読み易い文章で書かれる内容は作者のひじょーにしょーもない失敗談だったり、家族や作者を取巻く人々のアホみたいな話なのだが、これがツボにはまって小気味いい。内容はホントに素朴な日常の出来事―なかには作者のみしか体験しないような事柄もあるが―をバカバカしいまでにコミカルに描いて、作者の洞察力鋭い指摘が突っ込まれる、主にこの構成が多い。それが読者の庶民的な日常とリンクしており、追体験出来る所が本書の面白さのポイントだろう。冷めた文章に時々見せる作者の熱情もまたスパイスとなって引き立ている。
前半に比べ、後半は作者のエッセイの手法が読めてきたせいか、パワーダウンしたのが四つ星の理由だがそれでもエッセイを読みながら声を出して笑えるというのはなかなか体験できるものではない。
次もまた読もう。 -
ちょっと気持ちが沈んでいるような日に期待を込めて読んでみました。
久しぶりにお腹がよじれてしまうような面白さでした。
さくらももこさん、楽天家でそれでいて人に対する眼は厳しく観察していたり、妄想が独特でどれもくすり、時には本を読みながら笑い声が出てしまいます。
読み終えると自分の悩みがまっいいかと思えてしまうかもです。 -
今回も非常に面白いまる子の日常だった!!
特に水虫、おじいちゃん、意図のない話は腹を抱えて笑ってしまった。
悲しむことが多い別れの場面があんなにも面白くなるのは祖母の達観した心とそれぞれのユニークさがなせるものではないか。
巻末の土屋賢二との対談も個人的にとても面白かった。私が土屋賢二の作品も好きであるため2人のなんとも言えない対談がとても面白かった。 -
思わず笑ってしまうお話ばかりでした。
普通だとイラッとしてしまうような出来事も、さくらももこ先生のような価値観だとポジティブで面白おかしく捉えることができそうで、自分のネガティブを見つめ直すきっかけになりました。
落ち込んでいる時に読み返したくなる一冊です。 -
爆笑!
小学生の娘が昔、担任の先生にお勧めして
それ以来、先生もトリコ。 -
とにかく面白かった。
読みながらクスッと笑えた。
あとがきで、おじいちゃんのこと本当は嫌いだったことを知り、そういうことあるよなぁ…と感じた。
私も集団行動が苦手な部分があるから、学校生活が苦痛だったことを思い出した。
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漫画同様、面白いエッセイ。
小さい頃からさくらさん、大物だったんだな。
深刻なこともさくらさんにかかれば小噺になりそう。
さくらさんの作品に触れると、肩の力を抜いて生きようと思える。
「どうせ死ぬんだから楽しもうよ」と。
米津ならぬ「米酢」、水谷豊が出てきて嬉しかった!