さるのこしかけ (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474206

感想・レビュー・書評

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  • クレイジーなこともクールなこともあっけらかんと書いてるので一瞬ふつうのことみたいに読み過ごしたり笑ったりしてしまうけど、胸がすく思いがする。特に先生との交換日記の話の最後とかめっちゃカッコいいし、新婚1ヶ月のころ、お母さんといっしょに泣きながら歩いてるシーンとかぐっとくる。気取ってないからこそ、笑ったり感動したりが「あっ」という間にやってきて、後味が残るんだろうなあ。巻末のおまけ対談もおもしろかった。「俺ヒロシだし」名言だ...。

  • 恥ずかしながら読みたいと思いつつもずっと読んだことのなかったももこ先生のエッセー。独特のユーモアあふれる筆致に電車で読んでいてニヤニヤが止まらず。見方を変えればどんな出来事も笑いに変えられる、そんなふうに思わせてくれた一冊。

  • 『もものかんづめ』に続く二作目のエッセイです。

    何気ない日常の出来事も、さくらさんが表現すると、なんだか特別なことのように感じてしまいます。

    不思議ですね。

    独自の視点と感性で綴られた、数々のエピソードを堪能させていただきました。

    全体的に、思わず笑ってしまうものが多いのですが、そんな中でも考えさせられたり、涙腺が緩んでしまったりと、様々な感情を想起させられる一冊です。

    漫画家としてだけじゃなく、エッセイストとしても、唯一無二の存在感がある方だったんだなぁと、改めて実感しました。

    もう新作が読めないのが残念ですが、未読作品をじっくりと楽しむことができればと思います。

  • 面白かった

  • 「いさお君がいた日々」が秀逸。おもしろかった!巻頭のインドの写真からワクワクする。前エッセイ集『もものかんづめ』もおもしろかったけれど、それを凌ぐ愉快さ。

  • さくらさんの文章が好きすぎる。語尾も例えも全部好き。

  • さくらももこはちびまる子ちゃんしか読んだことがなかったけど、それは自分自身の経験や環境を書いていたのか~とか、舞台裏を知ることができて面白かった。中でも飲尿をしていたというカミングアウトが…。 本当にそんなに体にいいのだろうか?そんなにいいのであれば、作者が言う通り、タダでできるしやってみよう!!!……とは思わないけどね。 興味は沸きますが。
    今年、乳がんで亡くなったさくらももこさん。
    もうちょっと早くエッセイを読んでいたらもっと親しみが沸いたかな。

  • エッセイを読みたいなと思い、最初に思いついたのがさくらももこさん。前作もものかんずめは幼少期に読んでいて、あるエピソードなどは強く印象に残っており楽しく読破した印象がありました。
    さて、本書ですがももこ節全開といったところで、まるでアニメ「ちびまる子ちゃん」を読んでいるような感覚になりました。私も30代のいい大人(オヤジ)ですが、通勤の電車内でクククと笑いをこらえる箇所がいくつもありました。言葉のセンス、リズム感はさすが非凡な才能を感じます。
    なにしろ気軽にぱっと読めて明るい気分にさせてもらえるので、変な自己啓発本を読むより有意義かもしれませんね。
    これを機会にさくらももこさんのエッセイをまとめ読みしてみたい気分であります。

  • 2018.10.9
    20年くらい前に読んだ本
    懐かしくなって読み直して見たけど、結構覚えてるもんだと感心!癒される1冊 また20年後に読もう

  • ほぼ1日で読み終わってしまった。
    インド旅行記や、元ビートルズのポールマッカートニーに会う話などは記憶にあったが、インド旅行記は完全に「さくらももこのあっちこっちめぐり記」だと思っていたので、こんなに早々に出てきて驚いた。
    この頃、90年台前半はさくらももこは本当に時の人だったんだなと実感。当時まだ小学生だった自分にはまったくわからなかったけれど。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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