谷川俊太郎詩選集 1 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478310

感想・レビュー・書評

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  • 谷川俊太郎に対して星を加減することなどできはしない。

  • 思わずくしゃみしてしまう「二十億光年の孤独」をはじめ、17冊の著作と未刊詩篇より選ばれた滋養あふれる詩の数々。

    “親しい風景たちの中でさえ、世界の豊かさは難解だ”

    そう書いているけれど、俊太郎さんの言葉はまるでそれを解きほぐしているよう。

    “いきているということ”は昔も今も変わらず心の琴線に触れる詩。

  • 初期の詩が詰まった一冊。どれもこれも光っている。すとん、と心に触れた。

  • 普段は詩は読まないが小学校のころ谷川さんの詩を習い興味を持っていたので読んでみた。
    p137除名、p146くり返す、p204生きる、p222ほほえみがお気に入りになった。
    谷川さんの詩は生死について内容の重いのものから言葉遊びまでバリエーションが豊富だった。

  • 谷川さんと息子さんの講演会を聴きに行くのに際して、予備知識として購入

    谷川さんは、ご自身の詩が国語の問題になっているのを解こうとして、間違えてしまったことがあるとのこと
    意外だけれどおもしろかった

  • 『言葉を超えた所に 本当の道徳はある。 真実がある。』

         by  アルベルト・シュバイツァー

    つるん、とした玉の様な言葉をリフレインしながら私は迷う。

    かみさまをとらえてしまった詩人がひいた<境界線>の際にいて。

    空間も
    時間も
    あらゆる思想も

    超越したと、思える言葉のむこうに

    また<言葉>が残っていた。

    そんな詩集。

  • 詩集はあまり読んだ事のある分野ではないけど、これはかなりいい!
    宮沢賢治の詩集が思考や感情が高い水準に昇華されたものとして味わいがあるのに対して、谷川俊太郎は他者にも秘めた共同の感情を刺激し共感を生み出すところがいいのかもしれない。

  • 谷川さんの詩は、言葉が創り得る優しさと愛のかたちそのもの。
    ほんとうに大好き。谷川さんと同じ時代を生きていることが嬉しい。

  • 母お気に入りの谷川俊太郎の詩選集。

    私が詩集をひらくのはなにか答えが欲しいとき。
    めくりながら探す。見つかるまで探す。
    今夜も胸がぎゅっとなって、それからほっとする詩に出会えました。

    これでゆっくり眠りにつける。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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