分身 (集英社文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • 集英社 (1996年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087485196

分身 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 若く美しい二人の女子大生が、
    利欲と野望にまみれた大人達に翻弄され苦難に遭いながら、
    自分達の足で運命を切り開いていくお話です。

    二人の女の子は育ちも性格も全く異なります。
    函館の大学教授の家庭で育った清楚で可憐な鞠子。
    東京で看護婦の母と二人で暮らす闊達なアマチュアバンドの歌手 双葉。

    住む場所も異なるし、会ったこともない二人の共通点は、
    レモンを皮のまま丸かじりすること。

    ある日、双葉のテレビ出演を機に、二人の運命が大きく動き始めます。
    鞠子は母を火事で失い、双葉は母を轢逃げで失います。

    二人は母の死をきっかけに時を同じくして自分の出生に疑問を感じ始めます。
    それぞれ協力者の力を借りながら、徐々に真相に迫っていきます。

    そこには、出会ったことのない二人を繋ぐ無数の共通項が見えてきます。
    やがて自分の存在価値を見失う驚愕の事実を知ってしまうのです…。

    真相はタイトルで半分ネタバレしています。
    結末も最後は読者の想像に丸投げした感はあります。
    でも東野圭吾の作品てみんなそうでした。3~4冊しか読んでませんが。

    でもでも、登場人物が次々と不幸な目に遭いながら、
    それを次々と乗り越えていく達成感みたいので読ませられます。
    気付くと本作品も一気に読了しました。

    東野圭吾、底は浅い、かも。
    でも、これでもかこれでもかとスキャンダラスネタで読ます
    「哀しみのサディスト」。

  • 長澤まさみでドラマ化されるというので再読。代理出産とか20年前に取り上げている事が凄いですね。そして、抜群のリーダビリティ!この作品で著者の作品にはまり、白夜行で完全に魅了された。最近たまにアレっていう作品があるのが残念。

  • レビューはこちら(^_^)↓
    http://ameblo.jp/ninjin1234/entry-10729058284.html

  • 色々入り組ませても、はじめから結論は分かっていたので。

  • ラストで泣いた。
    ページをめくりながら、「ああ、あと数ページで終わってしまう...」とドキドキしながら読みました。
    鞠子の家が炎上したとき、その直前で連れ出したのが鞠子のお母さんだったというのが...。
    そして、鞠子が建物を抜け出したところで、双葉とようやく会えた。あの場面でまた涙した。
    終わり方も、まだ続きがある...ような、想像が膨らむ終わり方で良かった。

  • 先が気になり、一気に読んだ作品。医療技術の是非についても考えさせられる。

  • 北海道と東京という違う場所で違う時期に生まれたふたりの女性の外見が瓜二つ。その出生の秘密に迫る医療ミステリー。
    長編だけど途中で読むのが止められなくなる感じでした。怖かった。ホラーのような怖さではなく、医療が人が踏み入れてはいけない分野に足を踏み入れてしまったことによる怖さ。人のエゴから生み出された苦悩や悲しみ。実際にはないことなのだろうが、近い将来、技術的には可能なことなのかもしれないと思うとゾクッとした。不妊治療はあるべき医療だと思うけど、その先は倫理的なストップをかけないとこんな事態がいつか起こっても決して不思議ではないのかも。
    小説としては最後まで描かれていなかったことが少々不満。それでこの先ふたりはどうするのか?どう生きていくのか?そこまでちゃんと描いてほしかった。

  • 氏家鞠子と小林双葉。
    それぞれ北海道・東京に住まう、あまりにもそっくりすぎる女子大生。
    その彼女たちが、自らの出生にまつわる真実を追求していく医学ミステリー・サスペンス。

    物語は、鞠子の「私」と双葉の「あたし」との、それぞれの視点からなる「章」が交互に描かれる構成。
    遠く離れた2つの点が、徐々に一方の点につながりを求め、次第次第にそのつながりが強くなっていく。
    まるで、対極点から始めたジグソーパズルのようです。
    一方の対極点に向かって徐々にハマっていき、最後のピースが埋まるまでの姿を身を乗り出して見守る感覚。
    読み進めるうちに、否が応でも気持ちが高まっていきます。

    章ごとに視点がガラッと変わってしまうので、章の冒頭に、それまでの流れを総括している部分をいくつか用意いただいたのは、作者のご配慮を感じた部分でもあります。

    そして、随所にみられる、「命」や「人間の存在」に関する記載。
    ここでは具体的に触れることはいたしませんが、(本作執筆当時の?)最先端医学に絡む倫理的な問題や、そもそも人間の存在とは?といった点に触れられている部分。
    考えさせられ、大変奥深いと感じました。

    私ごとながら、今年読了100冊目となるこの一冊。
    その節目となる一冊が本作でよかった。
    そう思わせてくれる、良作です。

  • 自らがクローンとは知らずに誕生し、それぞれ別の家庭で育った双子。

    その片割れがテレビ出演したことをきっかけに2人の周囲でおかしな事件が続き…

    なんだか悲しいお話でした。。クローンとして誕生しても彼女らには彼女らの人権や幸せがあるのに…

    鞠子と双葉のお母さんがかわいそう。

  • クローンの話
    そうとは知らず、別々に育った2人が、自分の出生に疑問を持ち、調査を始める話。
    政治とか絡んできたりしてたんだけど、なんとなく中途半端で終わっちゃう。
    結局父さんが全部壊してしまったんだろうか。

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