- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087486285
感想・レビュー・書評
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ていうか北崎好きです笑
恋愛の話なんだけど、それぞれの恋愛の事情が事情で、そのうまくいかない感じが非現実的なんだけどリアルで、それぞれの気持ちが素直に、でも時々ひねくれて、って表現されるのが好きでした。
終わりが結局ちゃんと解決しないままなんだけど、一方はなんだか切なくて、もう一方はもどかしくって、あわあわしっぱなしでした。
ああ、でも、それでいいんだ、って、なんだか納得。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校の時に親友から読んでみて。と、もらった一冊。
結局、何の解決もしないのに最後でなんだか、これで終わらせていいんだと妙に納得した気がする。。 -
すごくレアなタイプの高校生同士の非現実的な話であるけど、とてもリアルな考えと正直な生き方が新鮮に感じる。迷いや喜びの中で一つの生の在り方を味合わせてくれるよい作品である。
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恋にとらわれた人々の物語。
とても読みやすく、面白かった。 -
終わり方に納得、これしかないって感じ。
親友の検査に付き添ったのを思い出した。
二人で寄り添うだけしか出来なかった。
降ろさなかった都の、北崎の、物語の先を想像したくない良さもあるんだなと思った。
………続編あるのか。 -
20歳も年上のカメラマンとの関係に苦悩する都は、高校の写真部部長。彼女が絶好の被写体と狙いをつけた隆之は、ラグビー部の同性のチームメイトに密かな恋心を抱いていた。傷つき悩みながら、互いにいたわりあう二人。やがて、それぞれに決断の時を迎える──。
人間として生きる以上、男が男を好きになることもゼロではないわけで、たまたま好きになったのが同性だったというだけで、人として生まれれば必ず異性を好きにならなければならない理由なんてどこにもない──都の考え方には共感できる部分も多かったし、隆之と都の関係は自分も似たような経験があったので、わかる気がした。
子供から大人へと成長していく中で最も複雑な気持ちを抱える18歳前後の若者の生き様をここまでリアルに描ける作者を、すごいと思った。 -
続編から読んじゃった。
だから逆の視点で、「ああ、こうだったのか」って思うところもあったり。
でもすごく楽しめた。
男女の友情でもあり愛情でもある関係。都と隆之。
素敵であると同時にすごく切ないと思った。
何が是で何が否なのか。考えた。考えさせられた。
ぜひ続編とセットで読んでもらいたい作品。 -
胸にぐっとくる話でした 。
登場人物と同い年だったから
入りこみやすかった(´`)
都も 葉山響子も好き ♪
隆之 優しすぎるっ。
あと、北崎はたぶん惚れる !
あの感じずるいよ〜 ‥
恋のかけひき上手 。笑
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「男しかだめなの?」
「なんだって?」
「どうやっても、男しか好きになれないの? それとも、高坂くんだけが例外なの?」
僕は目をむいた。
「あいつだけに決まってるだろう」
「なぁんだ、それじゃ、変態なんて名乗る資格ないじゃないの」
(P.43) -
基本的に作者の名前と作品が一致しない人間なので、村山由佳って見ても、
あ、なんかみたことあるなー
ぐらいで、なんとなく手にとって、ふと裏みたら、お、なんだなんだ、BLな匂いを感じますな読んでみるか
なノリで読んだら普通に良い話だった…
都と隆之の、友達じゃないし、恋人でもないし、なんかわかんないけど一番。
っていう関係はいいなあ、と思った!
隆之がなんで宏樹が良いのかわかんないくらい宏樹がイラッとしたけど笑
光輝は最後のピアノの場面、響子は宏樹と隆之が言い争う理由のためにいたような感じでしたね!
でもなんか凄い良い話だなあって思える作品でした。