舞姫 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.53
  • (82)
  • (114)
  • (216)
  • (28)
  • (7)
本棚登録 : 1361
感想 : 155
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520101

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 舞姫は文語調だが、意味は十分理解できるし感動できる。「普請中」「妄想」が非常に難解で、理解には程遠く文字を追うだけの結果となり高校時代に投げ出したが、改めて手に取り残りの一編「雁」を読んだ。雁ではその当時の女性像と今にも通じそうな女心の描写が繊細。自分の能力と知識のなさを痛感。

  • 学校にて。

  • 久々に森鷗外。矢張り舞姫は別格。殆ど古典だけれども、この語感がたまらない。意外と雁とか嫌いじゃないんだけどね。鷗外は短編なので電車の中で読み進められるところも好き。

  • 今まで、ドイツ人ダンサーに翻弄される日本の志士という物語かと思っていたら、まさかこんな凄惨なストーリーだとは・・・
    古文体なだけに、淡々と進行する破綻

  • 現代語訳されてなくて読むのをあきらめた。

  • 舞姫、うたかたの記、文つかいなど初期作品

    現代語訳版ではなく、原文のまま

    現在では使われなくなった日本語、漢字も美しい。

    うたかた記はバイエルン王ルートヴィッヒ2世の事故死か心中かわからない、その事件に題材をとっている

    マリイはウンディーヌのように湖に王を呼び寄せ

    儚く自らも巨勢とのほのかな恋もはじまらぬまに、命を落とす

    舞姫にしろ、ベルリンのウンテル・デン・リンデンと

    日本語だけでなくその舞台も浪漫的で趣があって

    エリスの豊田郎を慕う心根の美しさが増す

    そして、出世のために二者選択したのではなく
    生涯の痛みとして刻みこまれた。

    文体が格調高く始まりからして、「石炭をば早や積み果てつ」と
    現在完了で今でも充分新しい

    舞姫のモデルはいるけれど、わざわざ書くまでもない

  • 舞姫、森鴎外。
    学生の時に触れたことのある方もいらっしゃると思いますが、僕は初めて読みました。

    読んで思ったことは、自身の人生における「判断」の重さ。
    自身の人生における判断をするのは、やはり自身であるけれど、他人を巻き込めば巻き込むほど、重責に苛まれることになる辛さ。
    この辛さをなぜかドッシリと感じ取った次第です。

  • 何度読んでも難解だ。

  • 旧字体は難しいが、厳かな文体がいっそう哀愁を誘う。立身栄達と愛する女性、どちらを棄てるわけにはいかないもんなあ。

    20代のうちにその後の人生の生き方のほとんどを決めなければならない。そう考えると酷だよなあ。

  • 大学の課題の為購入。
    「雁」のみ読了。
    岡田への恋心を伝えられないまま物語が終わってしまうのに物足りなさを感じる。結末が弱いのでクライマックスが欲しい。

全155件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

森鷗外(1862~1922)
小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医。本名は森林太郎。明治中期から大正期にかけて活躍し、近代日本文学において、夏目漱石とともに双璧を成す。代表作は『舞姫』『雁』『阿部一族』など。『高瀬舟』は今も教科書で親しまれている後期の傑作で、そのテーマ性は現在に通じている。『最後の一句』『山椒大夫』も歴史に取材しながら、近代小説の相貌を持つ。

「2022年 『大活字本 高瀬舟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森鴎外の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
梶井基次郎
綿矢 りさ
さくら ももこ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×