容疑者 (上) (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087605150

感想・レビュー・書評

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  • ロンドンにオフィスを構える中年の臨床心理士ジョーは愛する家族とやりがいのある仕事に恵まれ、人生航路は順風満帆だった。そこに思いがけない病の宣告と身に覚えのない殺人事件の嫌疑をかけられる。それが妻子と自身の命を脅かす警告であることに彼は未だ気づかない。

    絶版で、Amazonではものすごい価格が付いている。図書館で、取り寄せてもらい、ようやく読む。

    翻訳者が同じせいなのか、近作と同じように読みやすい。下巻に続く。

  • 「天使と嘘」「誠実な嘘」が面白かったから、同じ作者の作品を探して読んだ。2007年作。
    主人公は臨床心理士、兎に角細かい心理描写や家族関係が凄くリアル。下巻が楽しみ。

  • 「天使と嘘」と同じ作者だったので。

    ロンドンで妻と子と暮らす臨床心理士のジョー。
    パーキンソン病を患い、将来を心配する日々。
    そんな中、殺人事件の現場に居合わせ、のちに被害者が知り合いだと気が付く。
    自分の患者が犯人なのか。
    迷った末、刑事に患者のファイルを見せるが…。

    容疑者として追われるようになるあたりは、
    どこかで読んだような気がするぐらいありがち。
    逃亡しながら犯人の他の殺人をつきとめ、
    証拠がないため自分の犯罪として新聞に投書し、
    マスコミと警察を動かす目論見は面白かったが。

    (下巻へ)

  • 難病に冒された臨床心理士の主人公が、とある殺人事件に関わるうちに容疑者として嫌疑をかけられることに。同じ作者の『天使と嘘』を読み、こちらも気になったので。中盤までやや展開が緩やかに感じられたがなんとも心憎いタイミングで上巻は終わり、ここからどのような方向へ向かっていくのか気になるところ。

  • 07年3月。
    冤罪を執念で晴らそうとする臨床心理学者。けっこうハラハラドキドキします。
    ここまで警察に追い込まれたら普通はダメだと思うけど、一発逆転…です。

  • 謎を解き明かす主人公は高名な医者の父を持つゆえのトラウマを抱えた臨床心理士であり、パーキンソン病を患っている。守秘義務を担う1人の患者が殺人犯かもしれないという疑惑から、警察に協力したつもりが自分が犯人に疑われるという泥沼に。家族との関係も悪化、心身ともにもうボロボロに追い詰められていく…

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著者プロフィール

マイケル・ロボサム Michael Robotham
1960年にオーストラリアの小さな町で生まれ、19歳でシドニーの新聞社の記者となった。
14年間、オーストラリア、イギリス、アメリカで新聞記者、雑誌記者として働き、1993年にゴーストライターとなって政治家、ポップスター、冒険家などの自伝を執筆した。
うち12冊がベストセラーとなり、累計200万部以上売れた。
デビュー作『容疑者』(集英社刊)以降マイケル・ロボサムの作品は25の言語に翻訳され、英国推理作家協会(CWA)ゴールド・ダガー賞、オーストラリア年間最優秀小説賞、ネッド・ケリー賞長編賞を受賞している。

「2021年 『誠実な嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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