- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087711523
感想・レビュー・書評
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これはフィクションなのか。
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広がりの割に、なんかきゅーっと
しぼんだ終わりだった。 -
R1/9/20
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とても面白かった!最初はどんな話しなのか
全然知識がなく読みすすめたので、まさか小野尚子と
犯罪者の半田明美と言う女が入れ替わり最後は犯罪者の半田が善人の塊の様な小野尚子として人を助け死んで行く
冒頭部分、次々と人を騙し殺人を重ねた半田明美が
どうやって小野尚子にすり替わったのか、そして最後に
小野尚子として人を助けなぜ自分を犠牲にして死を選んだのか?
稀代の悪女が最後は小野尚子として生きる内に改心したのか、はたまた小野尚子と言う人物に飲み込まれたのか
最後は読者に委ねる形になるのか? -
すっきりしない。納得いかない。長い物語の末に辿り着いた結論に説得力がない。これならむしろオカルト的な結末のほうが良かった。そう思うのは僕だけだろうか。また、真摯な謎の究明経過の中で、長島の存在は過剰で邪魔者でしかない。
冒頭の謎をただひたすらに追い続ける展開にも関わらず、その結末に納得がいかないのでは、たとえそのディテールの細やかさやスケールに圧倒されたにしても、満足感を抱くことができなかった。残念です。 -
久しぶりの篠田さん!めちゃ分厚いけど、一気読み。
半田明美の狂気のような執着心に、とりつかれるように読み進めたけど、あまりにも特殊な人すぎて最後までハラオチしきれないところはあった。
そこまでしても、自分の人生を捨てたかったのか、お金が欲しかったのか、、最終的にご本人としては幸せな人生だったのか、結局よくわからなかった。
でも、その「わからない」ということが、半田明美なんだろう。
途中でオカルトっぽくなったときは、どうしちゃったのかと思ったけど、、、長島さん、ありがとう。
知佳さんが言うように「きわめて男性的な」視座で語る人だけど、昭和のオジサンな感じが憎めないし、女性が多い物語の中でいい感じのスパイスになってた。
読み終わって思い出したのがマザーテレサの言葉。
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思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
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半田明美は、小野尚子の思考を自分の中に取り込むことで、言葉が変わり、行動が変わり、習慣、そして性格が変わり、最終的に運命を変えたのかもしれない。
人は自分が心底のぞめば、どんなふうにでも変われるのかもしれない。 -
20190712