- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714678
作品紹介・あらすじ
六本木のコンプレックスビルで開催される国際映画祭。アジアン・スターが招待される裏で、香港で実業家として成功する男の来日が噂されていた。羨望を一身に背負った男を標的に、「ある計画」がひそやかに、熱く動き出す。魂が震える、犯罪小説の最高峰。
感想・レビュー・書評
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氏の警察ものの中でもかなり上位。サラ金の餌食となってしまった人々の復讐劇とそれに気づいた刑事達の攻防。タイトルと中身がいまいち結びつかないが…
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金利の高い消費者金融に金を借り、人生が無茶苦茶になった人たちが起こす行動とは・・・。
消費者金融から借りた人が自殺した事件は社会問題になりました。
モデルとなったのは武富士か?元警視総監の天下りもホント。課税処分の取り消しにより、利子にあたる還付加算金を上乗せした計約2000億円の返還を国から受ける見通しもホント。 -
復讐計画が稚拙過ぎる。警察サイドの話も退屈。
釘打ち機を準備って、最初の手の込んだ殺害方法は何だったの?最後は爆弾だし。。。
魅力的な登場人物が居ない。
近年の佐々木譲の駄作。時間の無駄。 -
評価が賛否両論だったので、あんまり期待しないで読んだけど、、さすが佐々木譲サンです!
道警シリーズをずっと読んでたので、犯人達が主役の本作は新鮮だった。
ホテルのシーンからラストまでが怒涛の展開。
重原サポートの5人の執念が凄くて、散っていく姿に涙でた。
ラストも悲しいけど、、良かった。
ただ、二人の刑事。。
がんばった割には最後あっけなかった。 -
この一言を書いてしまうと、ある程度のネタバレになってしまうけれど…つらい小説でした。
私腹を肥やしてきた金融業の元幹部、搾り取られ人生を狂わされた債務者。真っ直ぐな復讐の執念。真実に近づきつつある刑事。何も起こらないで、と願いつつ読み進むが……。感想は一言、つらい小説でした。 -
悪なのに応援してしまう