回廊封鎖

著者 :
  • 集英社
3.02
  • (10)
  • (28)
  • (93)
  • (33)
  • (6)
本棚登録 : 363
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714678

作品紹介・あらすじ

六本木のコンプレックスビルで開催される国際映画祭。アジアン・スターが招待される裏で、香港で実業家として成功する男の来日が噂されていた。羨望を一身に背負った男を標的に、「ある計画」がひそやかに、熱く動き出す。魂が震える、犯罪小説の最高峰。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 氏の警察ものの中でもかなり上位。サラ金の餌食となってしまった人々の復讐劇とそれに気づいた刑事達の攻防。タイトルと中身がいまいち結びつかないが…

  • 金利の高い消費者金融に金を借り、人生が無茶苦茶になった人たちが起こす行動とは・・・。
    消費者金融から借りた人が自殺した事件は社会問題になりました。

    モデルとなったのは武富士か?元警視総監の天下りもホント。課税処分の取り消しにより、利子にあたる還付加算金を上乗せした計約2000億円の返還を国から受ける見通しもホント。

  • ふむ

  • 復讐計画が稚拙過ぎる。警察サイドの話も退屈。
    釘打ち機を準備って、最初の手の込んだ殺害方法は何だったの?最後は爆弾だし。。。
    魅力的な登場人物が居ない。
    近年の佐々木譲の駄作。時間の無駄。

  • 武富士、アイフル、レイク、アコム、プロミス。
    色々思い出した。阿漕な商売。
    殺されるほど恨まれていたのかもしれない。
    被害者たちが目的を達しても虚しさしか残らなかった。

  • 刑事がわずかな手がかりで早々に犯人に目星をつけるんだけど、ほんとか!?ってぐらい鋭すぎ。だけど詰めが甘くて犯行は起こってしまううえに刑事2人は撃たれる。一番の悪が生き残ったとおもったら犯人一味の自爆によって死亡。最後の10ページぐらいで一気に7人が死ぬ(刑事2人は生死不明だが)。なんとも豪快な展開。展開が早くてよかった。

  • 評価が賛否両論だったので、あんまり期待しないで読んだけど、、さすが佐々木譲サンです!
    道警シリーズをずっと読んでたので、犯人達が主役の本作は新鮮だった。

    ホテルのシーンからラストまでが怒涛の展開。
    重原サポートの5人の執念が凄くて、散っていく姿に涙でた。
    ラストも悲しいけど、、良かった。

    ただ、二人の刑事。。
    がんばった割には最後あっけなかった。

  • おもしろくないかも。。

    だいたい、高利貸しで、人を自殺に追い込むようなことしていた人が、された人に何されても、死んだ人はかえらなしい。。

    読んでて気分悪し。

    犯人わかっていて、読むのは、推理小説ではない。
    これは、警察物だった。

    遊軍中の望月と久保田。

    上司は八角

  • この一言を書いてしまうと、ある程度のネタバレになってしまうけれど…つらい小説でした。

    私腹を肥やしてきた金融業の元幹部、搾り取られ人生を狂わされた債務者。真っ直ぐな復讐の執念。真実に近づきつつある刑事。何も起こらないで、と願いつつ読み進むが……。感想は一言、つらい小説でした。

  • 悪なのに応援してしまう

全66件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木譲の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×