ミチルさん、今日も上機嫌

著者 :
  • 集英社
3.36
  • (11)
  • (74)
  • (100)
  • (14)
  • (4)
本棚登録 : 583
感想 : 75
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715613

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • バブルの華やかな時代に生きていた自分と、現実に生きる今の自分を行ったり来たりする。
    あの頃はよかったと。
    いつのまにか自分は主役ではない、それが見えてくるのはいつ頃なんだろう。
    不動産交渉人という職業があり、それにはまっていくミチルさんが素敵に見えた。

  • なんだか最近、バブル期が取り入れられたご本に縁があるなぁ
    新聞広告の、書店員さんの推薦文にひかれて手に取りました。最初はちょっと乗り気ではなかったかも。
    でもスーパーを断られて、どん底のチラシ配りを始めるところから、人との出会いがあって、さらに仕事までステップアップして何このわらしべ長者!?
    と思ったあたりからやめられなくなった。彼女を彩る様々なタイプの元カレらもそれぞれユニークで面白かった。
    読後、何かが上がった気がします。ありがとうございました。

  • さくさく読める。
    40代後半の女性、バツイチ。
    恋愛に生きてきたのか?と思いきや…
    そういう訳でもなく、なんとなーく生きてきた人生を改めて振り返り、自分で少しずつ生きていこうと歩き始める。

  • 2021年27冊目。
    バブル全盛期をOLとして過ごしたミチル、45歳。自分よりちょっと年上なだけでこんなにも感覚が違うのか。ラストはなかなかの爽快感。

  • 同世代だからか共感するエピソード盛りだくさんで一気よめました。家賃交渉をきっかに新しい仕事を始めるあたりが面白かったです。そんな商売がほんとにあるのかわからないけど。

  • 若い頃にバブルの時代を謳歌したバツイチで四十五歳のミチルの、ポスティングで知り合ったご老人たちの為の交渉術を駆使した力まない親切と交流が良い。その後不動産交渉業の会社で働くようになり、過去の回想は湿り気がなく殊更に懐かしむでもなく冷静で、時代をサラッと受け入れてハキハキとしたミチルが好ましかった。

  •  ちょっと苦手な主人公です。この作者さんは、独特の雰囲気がありますよね。明るいのか暗いのかよく解らない。

     仕事がなくなったミチルさん、思いがけないスキルでまた楽しく仕事ができる。

  • 終わり方がいいよね

  • 最初はよくあるバブル期を抜けられない女性の話かと思ったが、かなり奥深い話しだった
    バブルを知らない世代は、バブル世代をウワズミだけしかやはり知らないのだな思えたし、
    それぞれの時代を生きた人にはやはりそれぞれの良さがあるのだなとおもった、
    だからと言って自分がそこに立って、生きることは出来ないとおもう。
    知らないことを知るのは面白いとおもえた。

  • 読み始めはんんん?と思ったけど、途中から最後は一気に。好感。表紙、内容にはそれなりに合ってると思うけど、ださすぎてこの本いらないって思っちゃう。

全75件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

原田ひ香の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×