- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715972
感想・レビュー・書評
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京都が舞台の小説なので、京都が大好きなわたしには情景が浮かんでとても良かった。
すごく繊細なお話だと思う。主人公の美月、姉の菜々子、織田、準、みんなそれぞれ切ないものを抱えている。準がこのまま心が綺麗なままに育っていってもらえればいいのになあと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たくさんの色が描かれている。内面から出るものなのか、別世界のものなのか。不思議な感じの本でした。
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水の中で手を伸ばすような不思議な質感の物語。
もがいているのに柔らかい。 -
結局なにが言いたいのか全くわからなかったけど、文章が綺麗で読んでいて、京都の淡い感じと色んなものが混ざった不思議な感覚を感じた。
うーん。自分で感想書いててイマイチわからん。 -
すげーい退屈だけど、とてもとてもきれいで繊細で儚げな言葉の数々に度々どきりとしました。
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再読。人生に大きな転機が訪れる。繰り返される日々が途切れ、はるか遠くにあるものが近づいてとけ合う。そんな邂逅の地としての京都。青空が大地の緑色に染まるように、秋の紅葉のさざめきに春の若葉のささやきが混じるように、わたしの中のあなたの世界、あなたの中のわたしの世界が重なり合う。そのとき湧き上がってくる感情は、甘くて痛い、苦しくて愛おしい。意味を失った言葉が再び熱を宿し蘇るまでの軌跡を綴った物語。「怖いっていう言葉はどんな時に使うの?」この問いに動揺するから、わたしは今もこの物語から抜け出せていないのだと思う。
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だから何なんだ?という終わり方だった
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何度も目が滑って文章が頭に入ってこなかった。面白い本は集中して一気に読んでしまう質だけれど、読了までに3、4日かかった。文学的な良さはあるのかもしれないけれど、エンタメ的な楽しさをすばる新人賞に求めて購入しているので、その意味では期待はずれだったな…。